古田新太と松坂桃李がカットがかかった瞬間笑顔に 『空白』メイキング収めた特別映像
古田新太と松坂桃李が共演する映画『空白』の特別映像が公開された。
『あゝ、荒野』『新聞記者』『宮本から君へ』を世に送り出してきたスターサンズ・河村光庸プロデューサーが企画し、『ヒメアノ〜ル』『愛しのアイリーン』『BLUE/ブルー』の吉田恵輔が監督・オリジナル脚本で挑む本作は、ある死亡事故から、現代社会の“空白”を映し出す「全員被害者・全員加害者」の物語。
物語は、中学生の少女がスーパーで万引きしようとしたところを店長に見つかり、 追いかけられた末に車に轢かれて死亡してしまったところから始まる。娘のことなど無関心だった少女の父親は、せめて彼女の無実を証明しようと、店長を激しく追及するうちに、その姿も言動も恐るべきモンスターと化し、関係する人々全員を追い詰めていく。
9月8、9日を「空白の日」と銘打ち、全国各地で一斉試写を開催。その他、9月8日は古田、寺島しのぶ、吉田監督によるメディア向けプレミアトークイベントや、9月8日19時からは『空白』のYouTubeチャンネルに古田、寺島、吉田監督が生出演する。
今回、「空白の日」を記念し、初公開となる本編シーンとメイキング映像にあわせて、主演の古田と松坂のインタビュー映像が収められた「空白の日」特別映像が公開された。
初公開の本編シーンからは、予告編で狂気の顔を見せていた古田演じる娘を亡くした主人公・充の弱さや父親らしさが垣間見える。登場人物たちが辛いシーンが多い本作の撮影について二人は「カットがかかるとヘラヘラしていた」と笑顔。その言葉を裏付けるように、充が花音の葬儀にきた松坂演じるスーパーの店長・青柳の胸ぐらに掴みかかり怒鳴り散らすシーンでは、カットがかかった瞬間に笑顔になる古田と松坂の貴重なメイキングも収められている。一つの事件から人生が狂わされ、全員が加害者にも被害者にもなる登場人物について古田は「全員かわいそうな人。でも、普通に生きている人」とコメント。松坂は鑑賞時に登場人物と自身を重ねる部分もあったと話し、「皆さんにも(重ねる部分が)あるかもしれないので、是非作品を見てその気持ちを紐解いて欲しい」と語っている。
※吉田恵輔の「吉」は「つちよし」が正式表記。
■公開情報
『空白』
9月23日(木・祝)全国公開
出演:古田新太、松坂桃李、田畑智子、藤原季節、趣里、伊東蒼、片岡礼子、寺島しのぶ
監督・脚本:吉田恵輔
音楽:世部裕子
企画・製作・エグゼクティブプロデューサー:河村光庸
制作プロダクション:スターサンズ
撮影協力:蒲郡市
配給:スターサンズ/KADOKAWA
製作:2021『空白』製作委員会
(c)2021『空白』製作委員会
公式サイト:kuhaku-movie.com