ケン・ローチ監督が分断と排斥の世を問う 『オールド・オーク』日本版予告&場面写真公開

4月24日に公開されるケン・ローチ監督作『オールド・オーク』の日本版予告と場面写真が公開された。
本作は、『わたしは、ダニエル・ブレイク』『家族を想うとき』に続く、ローチ監督の「イギリス北東部3部作」の最終章。とある炭鉱の町で最後に残ったパブとして親しまれていた「オールド・オーク」。人々が集い、安らぎを見出す場所だったはずのパブは、シリア難民の受け入れにより、諍いの場に変貌してしまう。オーナーのTJはパブの先行きに頭を抱えていたが、シリアから来たカメラを携えた女性ヤラと出会い、思いがけず友情を育むことに。そして喪失や未知への恐怖、希望を見つけることの難しさについて知っていくことになるが……。
数々の作品を共に世に送り出してきた脚本家ポール・ラヴァティとのタッグ作となる本作は、第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にも出品され、ローチ自ら「最後の作品」と語っている。
公開された日本版予告編は、パブ「オールド・オーク」の常連が「ここはまるでゴミ捨て場だ」と吐き捨てるシーンから幕が上がる。寂れゆく町に根を張る常連たちは「知らない奴らと分け合うには負担が大きすぎる」とこぼし、戦禍から逃れてきたシリア難民たちの受け入れについての疑問を隠さない。一方でパブのオーナー、TJ・バランタインは、シリア人女性ヤラを助け、「お礼を言いたくて」と「オールド・オーク」を訪ねてきた彼女と知り合いになる。ヤラの抱く夢や、TJの両親の代からの炭鉱町の歴史を語り合い、友情を育んでいく二人。やがて町の人々も、シリアの人々と同じように苦しんでいることを知ったヤラは、「いろんな家族が、一緒に食事ができる場所を作れたら」と、「オールド・オーク」のスペースを利用した食堂を始める計画をTJに持ち掛けるが……。母の口癖でもあった「共に食べて、団結を」というスローガンを掲げ、「慈善でなく、連帯だ」と力強く語るTJ。彼らは再びパブ「オールド・オーク」のある町に明かりを灯せるのだろうか。
あわせて公開された場面写真では、パブのオーナー、TJ・バランタインとシリア人女性のヤラが交流する様子などが切り取られている。


■公開情報
『オールド・オーク』
4月24日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
出演:デイヴ・ターナー、エブラ・マリ、クレア・ロッジャーソン
監督:ケン・ローチ
脚本:ポール・ラヴァティ
配給:ファインフィルムズ
後援:ブリティッシュ・カウンシル
2023/イギリス、フランス、ベルギー/英語・アラビア語/113分/カラー/原題:The Old Oak/映倫:G
©Sixteen Oak Limited, Why Not Productions, Goodfellas, Les Films du Fleuve, British Broadcasting Corporation, France 2 Cinéma and The British Film Institute 2023
公式サイト:oldoak-movie.com






















