細田善彦と泉澤祐希に共通する“選択”の心得 「迷ってるなら、やったほうがいい」

細田善彦と泉澤祐希に共通する“選択”の心得 「迷ってるなら、やったほうがいい」

 Huluにて独占配信中の1シチュエーションドラマ『THE LIMIT』。全6話に渡って、俳優たちがタクシーや長距離バス、ユニットバスやベランダといった限定された空間・状況において、限られた時間でリアルタイム進行するストーリーに挑む。

 第3話「ユニットバスの2人」出演の細田善彦と第5話「切れない電話」出演の泉澤祐希は同じ芸能事務所であるアルファエージェンシーに所属する俳優だ。今回、リアルサウンド映画部では、細田と泉澤にインタビュー。事務所以外にも多いという共通点や、2人がそれぞれに挑んだ『THE LIMIT』での挑戦について語ってくれた。(編集部)

“オンライン上”で存在を感じる仲?

――おふたりは同じ事務所ですが、プライベートでも交流が?

細田善彦(以下、細田):2年前くらいにうちに遊びに来てくれたんですけど、それから音沙汰ないです。最近はお忙しいみたいで、全然連絡くれないんですよ。

泉澤祐希(以下、泉澤):いや、善彦さんがでしょ(笑)。毎回ゲームをやるたびに、ログインしてるのは見るんですけどね。ウイイレ(ウイニングイレブン)やってますよね?

細田:めっちゃやってる(笑)。お互いにやってるゲームが違うんですけど、オンライン上で存在は感じています。

――ありがとうございます(笑)。『THE LIMIT』の企画を聞いた時、大変そう、楽しそう、どちらの感情に近かったでしょうか?

細田:両方ですかね。「ユニットバスの2人」は、お風呂場に入ってからずっと同じ画なので、動きがない分、飽きさせないのが大変だろうなと思いました。本がすごくよくできているので、僕はそんなことを考えないで本の通りにやればいいって話なんですけど(笑)。でも単純に、興味を持ち続けていただくのが難しいなと思いましたね。

泉澤:僕は大変そうだなと思いました。不安しかなかったです(笑)。

第5話「切れない電話」

――「切れない電話」は、いろいろと攻めてますよね。

泉澤:ビックリしました。「えぇ!? こうなるの?」みたいな。でも本読みの段階から岩松(了)さんがおもしろくて、会話の掛け合いが“良い感じだな”と思えてきて。現場は楽しかったです。

――大変そうだからこそ、「楽しむぞ」と気合が入るようなところはありますか?

泉澤:どっちもどっちです。楽しいと思ったものは楽しいし、苦しかったり、「うわ~」って思うものも、どこかに楽しみを見つけないとできないなと思います。

細田:僕のほうはコメディっぽい感じかと思っていたけど、映像を観たらサスペンスに近いのかなと。自分が楽しんだものが、違う形で現れたなと思いました。撮影は、(4人用の机を指して)このくらいの広さの中で、(岩崎)う大さんとふたりっきり。そこに定点カメラを置いて、いきなり長回しのシーンをやった時は、緊張感とおもしろさをすごく感じました。

――泉澤さんは、実際に演じていかがでしたか?

泉澤:ワンシチュエーションなので、ふだんの芝居よりも感情を出さないといけないな、というのはありました。動作を大げさにしたり、僕も「どうやったら飽きさせないでいられるか」と常に考えていました。でも、岩松さんとの掛け合いは、やっていて本当におもしろかったんです。途中で殴りたくなるようなおじさんっていうか(笑)。「こっちはこんなに追い詰められているのに、なに楽しそうにしちゃってんの?」って。すごく説得力があって、観ている分にはおもしろいだろうなと思いました。

――掛け合いの部分は、アドリブもあったんですか?

泉澤:いや、ほとんど台本に忠実に。基本的には最初から最後までずっと通してやるので、舞台みたいな感覚というか。どんどん自分のエッセンスを入れていけるんですよね。セリフが自然と頭に入ってきて、「ここでああいうことができるな」とか、考えながら芝居ができたかなと思います。

細田:途中でタンクトップ姿になったのはアドリブ?

泉澤:いや、違いますよ。

細田:「俺のいいカラダ、とりあえず見せとこう」ってことかなと思った。

泉澤:いや、ガリガリのガリヒョロのカラダ(笑)。見せたくないですよ、あんなの。もっと鍛えておけばよかったと思いました。

第3話「ユニットバスの2人」

――(笑)。細田さんは、アドリブについては?

細田:僕もアドリブはないです。脚本を書かれたう大さんが出演もされていたので、その場で本が変わっていったりもして。それを楽しみ続けていました。

――岩崎さんとのお芝居はいかがでしたか?

細田:それが一番怖かったんですよ……(笑)。今回、僕は芸人の役で、う大さんも芸人さん。だから、実際のう大さんは1人だけど、3人いるみたいな感じなんですよね。芸人監修、脚本、そして共演者。そこから合格をもらうのに必死で、一発芸のシーンとかは「芸人さんってどんな感じですか?」と確認したりして。う大先生に頼って進んでいった感じでした。

――ご自身の作品を観たご感想は?

泉澤:う~ん……もっと頑張れたなって反省しました。難しいですね。

細田:たしかに、そう思うよね。僕はう大さんのお芝居がすごく楽しみだったんですけど、映像で観ても、う大さんがキラキラしていました。現場でも楽しそうにやっていらっしゃって、もちろん僕も楽しかったですし、その感じが出ているんじゃないかなと思います。

――お互いの作品をご覧になった感想は?

泉澤:「ユニットバスの2人」はお話自体はシリアスなんですけど、スッキリしました。「ああ、こういう感じになっていくのか」って。ずっと善彦さんの芝居を見ながら、最後はどうなるんだろうと思っていたんですけど、ラストを観て「ああ、似合う!」と思っちゃいました。う大さん(が演じる泥棒)には、すごくムカつきましたけどね。「泥棒のくせに、なんで説教してんだよ!」とか思ったり。おもしろかったです。

細田:「切れない電話」はなかなか切れない電話がどうなっていくのかなと思いながら観ていたんですけど、いつの間にか携帯電話越しの2人(泉澤、岩松)の画が増えて。そのへんから異変が起きたというか、「2人の愛のベクトルは、どこに向かってるんだ?」みたいな。この人たちは一体何をしてるんだろうと、単純に笑いました。

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