『MIU404』のキーマンの1人、成川岳から目が離せない “天才を演じる”鈴鹿央士のポテンシャル

『MIU404』のキーマンの1人、成川岳から目が離せない “天才を演じる”鈴鹿央士のポテンシャル

 『MIU404』(TBS系)の第3話に顔を出し、第7話に再登場した鈴鹿央士。彼自身がまだ新人俳優であることもそうだが、鈴鹿が演じる成川岳というキャラクターから目が離せない。

 本作『MIU404』が今夏のドラマのなかでも特に話題を呼んでいる作品とあって、前田旺志郎、山田杏奈らとともに第3話にゲスト的に登場した際には、鈴鹿もまた注目を集めた。この回で描かれたのは、いたずら通報で警察を呼び出し、現れた警察から逃げ切れるかどうかを試す、いわゆる“ハイパーゲーム”。バシリカ高校3年生であった成川(鈴鹿央士)らは、先輩たちの不祥事が原因で所属していた陸上部が廃部となり、やり場のない怒りと持て余したエネルギーを、仲間を引き連れて例のゲームに向けていたのだ。ところが、伊吹(綾野剛)や志摩(星野源)ら第4機動捜査隊によってチームは壊滅。成川だけが逃げおおせることに成功したのである。

 夢を絶たれた陸上の世界、そして、仲間との青春。大人たちの都合によって潰された彼らの未来を想像すると、たしかに胸が痛い。犯罪行為とはいえ、大人である警察相手に疾走する彼らの姿には、ある種の輝きすら感じられた。しかし、犯罪は犯罪である。仲間たちとともに捕まっていればまだ報われる道があっただろうものを、完全に人道を踏み外しつつあるようだ。それも、謎の男・久住(菅田将暉)にそそのかされて。

『MIU404』(c)TBS

 第7話のラストでは、まんまと久住の手先に身を落とすさまが描かれたわけだが、これによって、今後の展開が読めない本作におけるキーマンの1人として、成川の存在も機能し始めることとなった。陸上に青春を捧げていた真っ直ぐさと、久住に利用されてしまっている(ように思える)純粋さは、まだまだあどけない、フレッシュな味わいのある鈴鹿こそ適役だといえるだろう。

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