堀田真由、望月歩、佐久本宝、森七菜 『エール』の要所を担っていた『3年A組』俳優たち

堀田真由、望月歩、佐久本宝、森七菜 『エール』の要所を担っていた『3年A組』俳優たち

 連続テレビ小説『エール』(NHK総合)の再放送は、第3週「いばらの道」に突入。昨日、7月14日の第14話にて、裕一(窪田正孝)が川俣のダンスホールで踊り子の志津(堀田真由)と出会ったと言えば、ピンとくる視聴者も多いことだろう。

 この堀田真由の登場を持って話題になっていたのが、2019年放送のドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)に出演していた生徒たちが集結していることである。裕一が住み込みで働くこととなる川俣銀行の2年目・松坂役の望月歩、裕一の弟で喜多一の店主として実家を継ぐこととなる浩二役の佐久本宝、音(二階堂ふみ)の妹であり、丸眼鏡がトレードマークで小説家を目指す梅役の森七菜と、4人の俳優が揃い踏みとなっている。本稿では、彼らが『エール』においてどのような役柄であったか、そして第3週以降どのような活躍をしていくのか振り返っていきたい。

堀田真由(志津役)


 まずは、今の再放送において最も旬な堀田から。志津は川俣のダンスホールにおける一番人気の踊り子。そこに社会勉強として上司の鈴木(松尾諭)と一緒に訪れた裕一は、すっかり志津の虜となる。結末を明かしてしまえば、志津は幼少期の頃、裕一をいじめていたとみ(白鳥玉季)で、ぬけぬけと目の前に現れた“お坊ちゃま”をこけにするため、一番人気の志津自ら裕一をダンスに誘ったというわけだ。

 2周目では、そういった志津の魂胆を知った上で観ることができる。思いに気づきながらも視線を送り、さらに裕一を魅了していく食事のシーンは、志津の悪女としての片鱗が見える。その化けの皮が剥がれるのは、裕一が交際を申し込んでからだ。「アハハハハ!」と高笑いする志津は、裕一をガンつけながら、恨みつらみを並び立てる。「じゃあね、お坊っちゃま。大人になるのよ。フフッ」という決め台詞とともに、裕一は初めての失恋を経験することに。以降、志津の登場はないが、前半パートに出てきた人物が最終回近くで再び姿を見せるのは朝ドラでは定番。印象深い役だけに、彼女の再登場を期待したいものだ。

望月歩(松坂寛太役)


 裕一の「恋で彼を元気づけよう作戦」に一役買っていたのが松坂。未来の頭取として銀行にやってきた裕一に対して露骨に媚びを売るが、人気の芸者「栄龍」の話題では声を荒げるといったどこか憎めないキャラである。川俣銀行の人々と言えば、気の合った抜群のチームワークが『エール』においても飛び切りに明るさを生んだパート。ベテラン俳優陣に混じって、一人ユニークな掛け合いに挑んでいるのが望月だ。

 彼が再び登場するのは、「船頭可愛いや」を大ヒットさせた裕一が福島に凱旋する第11週「家族のうた」でのこと。三郎(唐沢寿明)の乾杯の挨拶に、松坂は両手でおちょこを持ちとくとくと酒を飲む。酒の席で、上司の落合(相島一之)と鈴木が上着を脱いでいるのに対し、ジャケットを着たまま正座でじっと上司らの話を聞く松坂の様子からは、人手に渡った銀行から信用組合に職を移しても何ら変わらない彼らの関係性を伝えている。

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