「大人計画」について意外と知らない豆知識 なぜ“全員集合”はレアなのか?

2.「大人計画劇団員」と「マネージメント会社・大人計画所属」は違う。

  そう、ここに並んだ顔ぶれの全員がみんな劇団員、というわけではないのです。劇団員でありマネージメント会社としての大人計画に所属している人と、劇団員ではないけどマネージメントとしては所属している人がいます。

 分裂前のオフィス北野には、「オフィス北野所属でたけし軍団の一員」である芸人と、オフィス北野所属だけどたけし軍団ではない芸人(馬鹿よ貴方はとか、マキタスポーツ・プチ鹿島・サンキュータツオとか)がいたのと同じです、と言うと、わかりやすいかもしれない。

 オーディションを受けて松尾スズキのお眼鏡にかなって入団したのが劇団員で、松尾スズキが命名した変な芸名が付いている。というのを大まかな目安にできるが、例外もいくつもある。

 「宍戸美和公は最初はお手伝いで入ったのでオーディションは受けてないけど劇団員、でも名前は実は松尾スズキに付けてもらっていない」とか。

 「正名僕蔵は最初は劇団員だったけどハリウッドデビューを目指して退団して渡米、でも1ヵ月で帰って来ちゃってマネージメントとしての大人計画に入れてもらったので、変な名前だけど今は劇団員ではないしそれ以降本公演には出ていない」とか。

 「井口昇はマネージメント契約だけどちょいちょい本公演にも出ていた気がする、というか、もともとAV監督で完全に外の人だったんだけど、松尾さんが気に入ってよく起用するうちにマネージメント契約したのかも」とか。

 「近藤公園は元は演出助手だったが2000年に『キレイ〜神様と待ち合わせした女〜』に出たりして俳優に転向、長坂まき子社長に直訴して入ったのでオーディションは受けていない、でも劇団員、ただし名前は実は自分で付けた」とか。

 「三宅弘城はナイロン100℃の役者で、小松和重はサモ・アリナンズ休止で移ってきた、どちらもマネージメント契約」とか。

 「新井亜樹もほかの劇団(メノジ百科)から移ってきた……というか、確か1998年の『ヘブンズサイン』を最後に大人計画の舞台に出ていない、という以前に俳優活動自体やってないんじゃないかしら」とか。

 なお、星野 源も劇団員ではなくマネージメント大人計画所属。

 どうでしょう。ややこしいでしょう。ここまでの私の把握のしかたも、今ひとつ自信がないところがあります。

 そういえば以前に「研究生」という新システムを導入していた時期もあった。確か、その中に、矢本悠馬もいた。やめてから成功した、という、大人計画において他にないケースかもしれません。あ、違う。温水洋一がいた。

 とにかく、そのようなわけで、劇団員とそうじゃない人がいるんだから、その両方が全員集まる機会など、普段ないわけです。それこそ冠婚葬祭くらいではないか、あるとしたら。

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アクター分析」の最新記事

もっとみる