『家売るオンナの逆襲』北川景子が社長&母親になるハッピーエンドに 松田翔太との最終対決の行方
『家売るオンナの逆襲』(日本テレビ系)が最終回を迎えた。先週放送された第9話から1年後、テーコー不動産の競合他社・リッチブラスト不動産が外資系ならではの潤沢な資金を活かし、急成長していた。リッチブラスト不動産はAIを使い、瞬時に物件を発見。しかも営業の方法や顧客へのアンケート質問は“家売るオンナ”三軒家万智(北川景子)にそっくりだった。それもそのはず、リッチブラスト不動産の副社長は、万智に恨みを抱く留守堂(松田翔太)だったのだ。リッチブラスト不動産の暗躍により、テーコー不動産新宿営業所の業績は危機に陥っていた。
リッチブラスト不動産(留守堂)とテーコー不動産(三軒家)の直接対決は、住人の高齢化が進んでいる新宿の集合住宅群「新宿ガーデンハイツ」を巡るものとなった。次々と新宿ガーデンハイツの部屋を買収するリッチブラスト不動産。万智はそれに対抗するため、新宿ガーデンハイツの部屋を根こそぎ買い取り、保育園とともにリメイクすることであらゆる世代が住める理想郷として、再度売却することを決意。100億円以上かかる一大プロジェクトとなり、その資金をお願いするため、万智が今まで正体不明だったテーコー不動産社長(舘ひろし)に接見するという一幕もあった。
ガーデンハイツで唯一まだリッチブラスト不動産が買収していない部屋が1つ。老兄弟・藤見明(笹野高史)と譲(本田博太郎)は、マジシャングループ・マジック7の元メンバー。マジック7を最初に組んだ部屋を手放せずにいたのだ。万智は、マジック7のメンバーを再結成させ、新宿ガーデンハイツでショーを開催することで、ガーデンハイツに人情を取り戻す。
一方、留守堂も、テーコー不動産の動きを阻止するためにデマを流したり、立ち退きを無理強いするようなリッチブラスト不動産の姿勢に心のどこかで疑問を覚えていた。そんな中、万智は留守堂の元を訪れ、「顔や見た目を変えても、あなたは自分の中身を変えることができなかった。でも今は違います」と語る。万智の発言にどこか痛いところをつかれたような表情を浮かべる留守堂だった。