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ムロツヨシが求められる理由は“調和力”にあり 『大恋愛』『今日俺!!』に共通する演技アプローチ

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 金八先生? ムロツヨシが演じる『今日から俺は!!』(日本テレビ系)の椋木先生の風貌は、一見そんな風にも見えるもののそのキャラクターは大分異なる。ドラマ版オリジナルの登場人物となる椋木先生は、コミカルなシーンで頻繁にお茶の間の笑いを誘う。翻って、金曜22時。『大恋愛〜僕を忘れる君と』(TBS系)では、記憶を失う恐怖と隣り合わせでありながらも、懸命に生きていこうとするヒロインを全力で支える男性役として出演している。両作品の世界観は正反対と言っても過言ではないだけに、そんなムロの出演が方々で話題になっている。

 そこにはいわゆる“カメレオン俳優”なる言葉だけでは語り尽くせないムロの魅力があると言えよう。これまで数多くの作品に出演し、変幻自在に様々な役をこなしてきただけにその演技は熟練のものである。ただ、それだけではない。『今日俺』の椋木先生であれ、『大恋愛』の間宮真司であれ、観ている者が自然と共感を抱くことができるのは、何よりもムロの芝居が周りの役者陣の芝居との“調和”あるいは“協調”を基盤にしているからだ。

『今日から俺は!!』(c)日本テレビ (c)西森博之/小学館

 『今日俺』における三橋(賀来賢人)や職員室の教員たちとの掛け合い一つとっても、ムロの芝居自体の面白さはもちろんのこと、その周囲との絶妙なコラボレーションにとにかく惹きつけられる。例えば、第5話での理子(清野菜名)の父・哲夫(佐藤二朗)との漫才さながらのシーンでも、椋木先生の言動そのものも笑いを誘う一方、哲夫の振る舞いと“協調”して出来上がる作中のおかしな雰囲気にも面白さが滲み出る。ただ単にムロ自身が突拍子もない台詞を口にしたり、コミカルに振る舞ったりするだけではなく、それらに対する周りの役者陣の演技との“掛け算”があるのだ。周りの演技を殺すことなく特有の存在感を見せる。もちろんこれはムロツヨシに限らず多くの役者の演技にも見られることかもしれないが、彼の芝居や振る舞いに多くの人々が自然と好感を抱き、これだけの支持を獲得できているのは、ひとえにムロの力量を物語っているようにみえる。

      

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