渡辺直美、『リメンバー・ミー』吹替版でフリーダ・カーロ役に 「すごく嬉しかったです!」
3月16日公開の映画『リメンバー・ミー』の日本語吹替版声優として、渡辺直美が出演することが決定。あわせて本編シーンが公開された。
本作は、カラフルな“死者の国”に迷い込んだミュージシャンを夢見る少年ミゲルと、彼が出会ったガイコツのヘクターとの冒険の模様を描いたファンタジー・アドベンチャー。11月に全米で公開された本作は、アニメーション界のアカデミー賞と言われるアニー賞で11部門獲得し賞レースを席巻。第90回アカデミー賞長編アニメーション賞と主題歌賞の2部門にノミネートされ、オスカー大本命作品と謳われている。
そんな本作の日本語吹替版声優に渡辺が決定した。ディズニー/ピクサー声優は今回が初挑戦となる渡辺は、カラフルな“死者の国”に登場する、実在したメキシコの芸術家フリーダ・カーロ役に挑む。
ディズニー/ピクサー声優初挑戦について渡辺は「ディズニー/ピクサー作品を全部観ているので、すごく嬉しかったです!」と喜びを明かす。さらに渡辺は“家族のつながり”を描く本作のテーマに共感したそうで、「芸人になりたいというのはずっと子供の頃からの夢でした。でもすごく反対されました。売れる人は一握りなんだから、お前はなれないと最初からすごく否定されて。悔しい気持ちもあり、頑張って親に良い所を見せたいとか、親戚に喜んでもらいたいと思ってやってこられたので、むしろ反対された方が自分のためには良かったのかなと思います。今は家族も応援してくれていて、家族に自分の頑張っている姿や夢を叶えている姿を見せられて、本当に良かったなと思いました」と、芸人の夢と家族の間で葛藤した過去を振り返り、ミゲルと重なるエピソードを語った。
また、作品の世界観も「色彩が綺麗過ぎてびっくりしました。色の組み合わせや死者の国の輝き方とか、色合いがすごく可愛くて素敵でした」と絶賛。自身が演じたフリーダ・カーロについては「女性でフリーダに憧れている方は多いですよね。携帯の待ち受けにしていたり、グッズもたくさん出ていたり。今、メキシコの可愛い色合いがとても流行っているので、今のこの時代に作品がすごくぴったりだと思いました」と語る。「フリーダの服装が可愛かったので、そういう感じのファッションが2018年夏に増えそう!」と、ファッションブランドをプロデュースしている立場から、日本でフリーダブームが巻き起こると予想してた。
ディズニー担当者は渡辺の起用理由について、「フリーダ・カーロは『情熱の画家』と呼ばれ、時代を切り拓いた革新的な女性の象徴として世界中の人々から愛される存在。ニューヨーク留学やワールドツアーを行っている渡辺直美さんも、常に世界に向けて革新を起こし続けており、まさに現代のフリーダ・カーロ。時代の最先端を行くファッション性やその個性的な世界観で注目を集める女性であると思いオファーさせて頂きました」と述べている。
さらに渡辺演じるフリーダ・カーロの本編映像も公開され。アトリエに迷い込んでしまったミゲルとフリーダ・カーロが出会うシーンで、ミゲルと愛犬ダンテを見つけるや、ものすごい勢いでまくしたる彼女の姿が映し出される。愛犬ダンテを見て興奮したり、アレブリヘというカラフルな動物の説明を始めたり、芸術に情熱を燃やす独特なキャラクターということが分かる映像になっている。
■公開情報
『リメンバー・ミー』
同時上映『アナと雪の女王/家族の思い出』
3月16日(金)公開
監督:リー・アンクリッチ
共同監督:エイドリアン・モリーナ
製作:ダーラ・K・アンダーソン
製作総指揮:ジョン・ラセター
原題:COCO
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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公式サイト:http://www.disney.jp/remember-me