窪田正孝『犬猿』公開決定 新井浩文「窪田君とうちが兄弟にみえるのか。 それだけが心配です」

映画『犬猿』窪田正孝らキャスト発表

 『ヒメアノ~ル』の𠮷田恵輔監督による最新作『犬猿』が、2018年2月に公開されることが決定。あわせて主要キャストが発表され、監督とともにコメントが寄せられた。

 本作は、吉田監督が4年ぶりのオリジナル脚本を手がけ、友情とは違う”兄弟”、”姉妹”の特別な関係性をテーマにしたヒューマンドラマ。身近な存在に抱いた複雑な感情を、持ち味とも言うべき笑いとペーソスを軸にリアルな関係性を描く。

 真面目で気の優しいサラリーマンの弟役で窪田正孝、乱暴者でトラブルメーカーの兄役で新井浩文、見た目は悪いが、家業の印刷所をテキパキ切り盛りする姉役でお笑い芸人・ニッチェの江上敬子、要領は悪いがその容姿と人当りの良さで人気者の妹役で筧美和子がそれぞれ出演する。

 

 

 コメント一覧

 窪田正孝

吉田恵輔監督のオリジナル脚本のもと、今回初参加させていただきました。
兄弟姉妹を題材にした作品で共感できる箇所が沢山あると感じていました。
吉田監督の演出はとても魅力的で日常に起こり得る、心情の静かなトーンやダークな色合いを引き出してもらい、気付けばご本人の人柄に惹かれていました。
芝居の話や普段の会話をしていく中で、いつの間にか心の中の本音を見られている気がして怖くもありゾクゾクもしていました。
役に寄り添ってもらったり、時に突き離されたり、どこか掴みどころのない方だからこそ沢山話をして監督と演者の感覚を近づけたいと努めていました。
人間って何なんだろう。なんで兄弟なんだろう。なんで家族なんだろう。なんであの人は……。
誰しも色んな場面で不公平と思う瞬間が沢山あるかと思います。
見え隠れする心情がこの『犬猿』という映画につまっていると思います。
今回参加させていただき大変光栄でしたし、貴重な経験をさせていただきました。

 新井浩文

窪田君とうちが兄弟にみえるのか。
それだけが心配です。

 江上敬子(ニッチェ)

『犬猿』のお話をいただいた時に、マネージャーから「とても出番が多い役だよ」と言われ、何故私にお声をかけて下さったのか謎でしたが、台本の自分の役名の下に、“太っていて容姿が醜い女性”と、ご丁寧にキャラクター説明がされてあり、納得した反面、もうちょいオブラートに包んだ言い方はできないものかと憤慨しました。
そんな気持ちのまま読んだ台本でしたが、読み進めて行くにつれて、自分の役である由利亜に感情移入をしてしまい、引くぐらい泣いてしまったのです。
初めてしっかり挑んだ映画が『犬猿』で良かったですし、演じた役が由利亜で良かった! それは間違いなく言えます。
コントの演技で培った顔芸は封印し(のつもりですが……)、女優になった私の演技をぜひ見て頂きたいです。

 筧美和子

映画『犬猿』にて幾野真子役を演じさせていただくことになりました筧美和子です。
脚本を初めて読んだ時、不思議なほどに自分と役とが重なる感覚がありました。
兄弟という関係を通じて一人ひとりが抱えている葛藤や弱さや思いがすごくリアルで人間味溢れる登場人物それぞれが愛おしかったです。
こんなにも素敵な映画で大切な役を任せて頂けたこと、憧れの監督や役者さんとご一緒させて頂けること、すべてチャンスだと思って役と一緒に自分も成長していく気持ちで一生懸命やらせて頂きました。

 吉田恵輔(脚本・監督)

久々のオリジナル作品。
数年間、溜め込んだアイデアを全て放出し、やりたい事をやりつくしました。
お陰様で今は抜け殻です……。
妬み嫉みの行く先に見える、愛の形はどんなもんか見てやって下さい。

■公開情報
『犬猿』
2018年2月テアトル新宿ほか全国ロードショー
脚本・監督:𠮷田恵輔
出演:窪田正孝、新井浩文、江上敬子(ニッチェ) 、筧美和子
製作:『犬猿』製作委員会 (東映ビデオ、博報堂DYミュージック&ピクチャーズ、東京テアトル、TBSラジオ、スタジオブルー)
製作プロダクション:スタジオブルー
配給:東京テアトル
(c)2018『犬猿』製作委員会
公式サイト:http://kenen-movie.jp

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