【漫画】JKが犬のフリして向かった先は……? バレちゃいけないドキドキオフ会『犬JKといっしょ!』

オンラインで会話をしながら、翌日に迫った初のオフ会に胸を弾ませる犬の姿の女子高生たち。しかし、カメラを切った瞬間“着ぐるみ”を脱ぎながら、犬のフリをした人間の少女は焦りをあらわにし……。
正体を隠し異種族間交流をする漫画が、Xにアップされた。本作は漫画家・西公園リコ(@ricbbition)氏が描く、『犬JKといっしょ!』の第1話だ。
今回は西公園リコ氏に、本作を創作したきっかけや世界観へのこだわりについて、話を聞く。(青木圭介)
続きを読むには画像をクリック

ーー本作を創作したきっかけを教えてください。
西公園リコ:元々は、投稿用の読み切りとして描き始めた作品でした。でも設定を考えていくうちに「これ、けっこう面白いかも?」と思うようになって、連載作として自分のペースでゆっくり描き続けたいと思ったんです。
ーー獣人が存在する世界を描くうえで、こだわったことはありますか?
西公園リコ:できるだけ、お互いの存在が当たり前になっている世界を描きたいと思っていました。例えばですが、現実でも身の回りには自分と違う性別の人がいて、体の造りも違うのに、それを特別意識せず「当たり前」と感じていますよね。その感覚が、彼女たちと人間にもあるイメージです。
ーー「異種間共生条例」という規律も面白い要素でした。
西公園リコ:犬と人は身体や文化の違いが大きいので、そういう世界ならやはり特別な法律も必要になるだろうと思って作った条例です。
名前で言うと、「犬人共生条例」だと犬が先で人が後、「人犬共生条例」だと人が先で犬が後になってしまい、どちらか一方を優先しているような印象を与える可能性があります。そのため、どちらも含めつつ順番による優劣を感じさせない、「異種間共生条例」のような表現のほうが中立的でしっくりくるのではないか、という意図で考えました。
ーー違う種族間の関わりを描くからこそ、現実と遜色ないレベルで言葉を詰めていったんですね。
西公園リコ:逆に、同じ種族同士だけで雑談しているときは、そんなに言葉を気にしないんじゃないかなとも思っています。例えばユキノがフクにカフェのマナーを紹介するシーンでは、犬も人間も利用するお店なのに、「人間も来るよ」とユキノは言っています。あれはフクが「人間」であることを、少し意識させるための演出です。
例えば海外旅行で、普通の飲食店なのに「黄色人種も入店できます」と書かれていたら、「えっ?」と少し引っかかる感覚があると思います。本作の世界でも、本来お店は犬も人間も利用する場所です。それなのにユキノがあえて「人間も来るよ」と言うことで、「犬が利用するのが当たり前で、人間はその次」という含みを持たせたんです。
ーーフク以外の3人の、もととなっている犬種はどのように選びましたか?また、それぞれの性格などは犬種と関係しているのでしょうか?
西公園リコ:最初に犬種を決めて、それから性格を考えました。犬種は単純に私の好きな子たちを選んでいて、それぞれの犬種のイメージやステレオタイプをもとに性格の第一印象を作っています。例えば、アニメで細目のキャラクターを見ると「何か隠してそう」と思うような、そういう見た目の記号に近い感覚ですね。
また、作品のベースは現代社会で自由恋愛なので、純血種の犬はほとんどいないと思います。それでも見た目のわかりやすさを優先して、あえて特定の犬種をモチーフとして描きました。
ーー本作のなかで、西公園リコ氏自身が気に入っているポイントを教えてください。
西公園リコ:ちょっと変な顔とか、コミカルな表情を描くのがすごく好きです(笑)。表情を描く時は、横に猫ミームや犬ミームをたくさん並べて参考にしています。それと、まだ物語はあまり進んでいませんが、「ああ、このときあの子がああしていたのはそういう意味だったんだ」と後から気づいてもらえるような仕掛けを、考えるのも好きなんです。そんな仕掛けを描けるときが来るのを楽しみにしながら、これからも頑張って描いていきたいと思います。
ーー西公園リコ氏が漫画を描き始めたきっかけを教えてください。
西公園リコ:小さい頃からずっと絵を描くのが好きでした。子どもの頃は、どんな下手な落書きでも周りに見せたがるバカな子でしたね……。周りの友達がみんな優しかったおかげで、そのままここまで描き続けられました。
ーー最後に、今後はどのような漫画を描きたいですか?
西公園リコ:今後は色々なジャンルに挑戦してみたいです。作風が全然違う作品を描くのも楽しそうですよね。でも「何でも描きたい!」と言うと欲張りすぎな気も……。
実は特撮やホラー映画が大好きなので、ちょっと怖くてかっこいい怪人が出てくるような作品も、いつかは描いてみたいです!





















