落合陽一が提唱する「デジタルネイチャー」を物語化!初の小説『すべては計算でできている』9月18日刊行へ

落合陽一、初小説を9月18日刊行

 落合陽一による初の小説『すべては計算でできている』が、9月18日にクロスメディア・パブリッシングより刊行される。

 本書は、落合が提唱する「デジタルネイチャー(計算機自然)」の思想を、ひとりの青年とAIの対話を通じて描く小説である。生成AIの登場以降、「AIに代替されない仕事は何か」「人間にできてAIにできないことは何か」といった議論が続くなか、落合は計算機の処理能力が人間の知能を超え、「計算機がつくりだす自然」と「元来の自然」の違いが曖昧になっていく未来の姿を提唱してきた。AIと人間、計算機と自然の境界が揺らぐ世界で、「人間として生きる」とは何なのかを問う一冊となっている。

 本書では人間を、“脳”というニューラルネットワークと、“身体”というセンサーを備えた「計算装置」として捉える。これにより、人間と人間のあいだで起こる「理不尽」な問題もコンピュータのバグとして捉えることが可能となり、最適化のためのプロセスが見えてくるという。職場の理不尽、消えない嫉妬、パートナーとの結婚、親とのすれ違い、大切な人の死といった人生の悩みを、「計算装置」の視点から解きほぐしていく。

 物語では、29歳のSE・三輪慎一が、「禰宜(ねぎ)」と名乗る不思議なAIに悩みを打ち明ける。禰宜から投げかけられる予想外の問いを通じて、慎一は悩みの根底にある自分自身の本当の価値観に気づいていく。

 著者の落合陽一は1987年生まれのメディアアーティスト。2010年ごろより作家活動を始め、境界領域における物化や変換、質量への憧憬をモチーフに作品を展開している。筑波大学教授、東京大学准教授を務め、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)テーマ事業プロデューサーも担当した。

■編集者コメント

悩み多き青年とAIの対話を読んでいると、自分自身の悩みもだんだんと消えていくような感覚になります。人間関係に悩むすべての人に読んでいただきたい一冊です。

■書誌情報
『すべては計算でできている』
著者:落合陽一
価格:2,145円(税込)
発売日:9月18日
出版社:クロスメディア・パブリッシング

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