茨木のり子の著作4点にミナ ペルホネン特別カバー 生誕100年記念で刊行

詩人・茨木のり子生誕100年記念カバー

 岩波書店は、詩人・茨木のり子の生誕100年を記念し、ミナ ペルホネンのテキスタイルをあしらった特別カバー付きの著作4点を、5月26日より全国の協力書店にて順次発売する。

 対象となるのは『茨木のり子詩集』(岩波文庫)、『詩のこころを読む』(岩波ジュニア新書)、『自分の感受性くらい』、『歳月』(以上、岩波現代文庫)の4点。それぞれのカバーには、各書のイメージに合い、かつ4点を並べたときに調和するよう選定されたミナ ペルホネンのテキスタイルが使用されている。各テキスタイルの名前や来歴、込められた想いはカバーそでで紹介される。特別カバーは通常カバーの上から巻く形で販売される。

 『茨木のり子詩集』にはテキスタイル「piha」、『自分の感受性くらい』には「kivi」、『歳月』には「swing camellia」、『詩のこころを読む』には「glass flower」をそれぞれ使用している。

 1926年に生まれ2006年に没した茨木のり子は、〈現代詩の長女〉とも称される戦後日本を代表する現代詩人。1953年に川崎洋とともに同人詩誌「櫂」を創刊し、「わたしが一番きれいだったとき」をはじめとする作品群で戦時下の女性の青春を描いた。熱心に洋服づくりに勤しみ、確かな美意識をもって洋服や素材を選んでいたことでも知られる。

 ミナ ペルホネンは「せめて100年つづくブランド」を目指し、1995年より活動を続けるファッション・テキスタイルブランド。「誰もが自分らしくいられるように」との願いを込めて、「特別な日常服」をテーマに展開している。両者の表現に通底する価値観があるのではないかという発想から、今回のタイアップが立ち上がった。ミナ ペルホネンのテキスタイルにしばしば登場する木、花、石、鳥といった自然物のモチーフは、身近な自然をとおして日常を愛おしむ茨木の作品にも通じる要素となっている。

 全国の協力書店のほか、minä perhonen 京都店、盛岡店、金沢店、松本店、call(青山)、elävä Ⅰ(東神田)でも取り扱い予定。

 あわせて、生前刊行の全詩集や没後刊行の『歳月』、単行詩集未収録詩篇などを収録した『茨木のり子全詩集 新版』(宮崎治編)や、いわさきちひろ、茨木のり子、岡上淑子という3人の表現者の装いと人生を描いた行司千絵『装いの翼 おしゃれと表現と――いわさきちひろ,茨木のり子,岡上淑子』も刊行されている。

■書誌情報
『茨木のり子詩集 谷川俊太郎選』
著者:茨木のり子
価格:880円(税込)
発売日:2014年3月14日
出版社:岩波文庫

『自分の感受性くらい』
著者:茨木のり子
価格:770円(税込)
発売日:2025年4月15日
出版社:岩波現代文庫

『歳月』
著者:茨木のり子
価格:990円(税込)
発売日:2025年5月15日
出版社:岩波現代文庫

『詩のこころを読む』
著者:茨木のり子
価格:1,089円(税込)
発売日:1979年10月22日
出版社:岩波ジュニア新書

■既刊情報
『茨木のり子全詩集 新版 宮崎治編』
著者:茨木のり子
価格:9,020円(税込)
発売日:2025年9月26日
出版社:岩波書店

『装いの翼 おしゃれと表現と』
著者:行司千絵
価格:2,640円(税込)
発売日:2025年9月26日
出版社:岩波書店

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