雨穴『変な絵』、イギリス「Book of the Year」最終候補にノミネート 世界累計200万部突破

雨穴『変な絵』世界累計200万部突破

 雨穴『変な絵』(双葉社/2022年10月20日発売)が2025年「Book of the Year(年間ベストブック賞)」において最終候補ノミネートを果たした。

 雨穴によるホラーミステリー小説『変な絵』。イギリス版『変な絵』は2025年1月16日に発売され、店頭展開と口コミを中心に大きな反響を呼んだ。そんななかイギリスの大手書店チェーンWaterstones(ウォーターストーンズ)が選出する、2025年「Book of the Year(年間ベストブック賞)」において最終候補ノミネートを達成。

 今回のノミネートにより、イギリス全店およびオンラインストアでの展開がさらに強化され、受賞結果発表後も読者の関心は続いている。Waterstonesは本作について「SNS発の日本人作家によるホラー小説。英語圏でも話題となり、異色の選出」と紹介している。

 『変な絵』は2022年の日本発売以来、子どもから大人まで幅広い読者に支持され、世界累計200万部を突破。海外でも評価は高く、フランスではFNACの「今月の本」、ドイツでは公共ラジオ局が選出する「Krimibestenliste(ミステリー・ベストリスト)」で2025年5月の「最優秀犯罪小説・第1位」を獲得。タイや台湾、ブラジルなどでもランキング1位や大重版を記録するなど、国を越えてベストセラー化している。

■著者・雨穴コメント

とても光栄なことです。深く感謝しております。私は子供の頃、イギリスのサリー州に住んでいました。イギリスの曇り空、雨のにおい、そして静謐で少し不可思議な文化は私の創作の原体験です。このような形で、再びイギリスの方々と関われることを嬉しく思います。

■著者プロフィール
雨穴
ホラーな作風を得意とするウェブライター・覆面作家。YouTuberとしても活動中で、登録者数は176万人を超え、YouTubeの総動画再生回数も2億回を突破。白い仮面と黒い全身タイツが特徴的。デビュー作『変な家』シリーズ(飛鳥新社)に続き、『変な絵』(双葉社)はコミックス化もされ、累計200万部の世界的なミリオンセラー作品となっている。その人気は海を越え、アメリカ、イギリス、フランス、韓国、中国、ブラジル、モロッコなど、世界5大陸36の国と地域での翻訳出版が決まっている。

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