市毛良枝、自身の母親を介護し100歳で看取るまでのエッセイ発売 『百歳の 景色見たいと 母は言い』

俳優・市毛良枝の『百歳の 景色見たいと 母は言い』(小学館)が11月28日(金)に発売された。
【画像】俳優・市毛良枝の自身の母親を介護し100歳で看取るまでのエッセイ
10月24日(金)に全国公開した映画『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』で44年ぶりのW主演を務めた俳優・市毛良枝。自身の母親を介護し100歳で看取るまでの日々を一冊にしたエッセイ『百歳の 景色見たいと 母は言い』が発売。母と娘という関係から、親の老いを受け入れ、看取るまでの介護の日々についてまとめた書き下ろしエッセイ。老いていく親に伴走し介護に翻弄される毎日から、施設への入居、在宅介護、笑顔を見たくて90代の母を車椅子で連れて行ったアメリカ・オレゴンへの海外旅行など、激動の日々を綴っている。母と娘の生き方を通して、介護に直面した人々が共感でき、そして後悔しない人生を送ることの大切さを語っている。
市毛良枝は「母を見送り約10年がたとうとしています。介護は個々の事情も千差万別です。家族でできる限界もあり、何が正しいのか簡単に答えは出せないものでした。それでも、受けとめ方次第で気持ちが楽になることはたくさんありました。幸い母はなかなかユニークな人間でした。大正という生まれた時代の自由な空気をまとい、職業を持たない一生ながらも、最後まで新しいことを受け入れる柔軟さと好奇心を持ち続けました。知れば知るほど、人は時代によって作られるという認識を新たにしました。その母を近くで見つめ、介護の時期を寄り添い、振り回された娘。わがままなのにお茶目でもあった母の姿は、これから老いていく娘の私にも何かの役に立つかもしれないと思います。介護に直面する方の参考にはならないかもしれませんが、あらあらと笑っていただき、ほんの少し息抜きでもなれば嬉しいです。」とコメントしている。
担当編集者は「10月24日には44年ぶりのW主演映画『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』も公開し、今も多くのテレビドラマや映画で活躍している、俳優・市毛良枝さん。市毛さんのお母様は、2004年に脳梗塞を発症後、徐々に要介護状態になり、2016年に100歳で亡くなりました。その母親の介護の日々について、娘である市毛さんが1冊にまとめました。母と娘の生き方を通して、介護に直面した人々が共感でき、楽しい思い出が人生の糧になり、最後は介護される側も介護をする側も後悔しない人生を送ることになるということをポジティブなメッセージとして伝えてくれます。」とコメントした。
■書誌情報
『百歳の景色見たいと母は言い』
著者:市毛良枝
価格:1,980円(税込)
発売日:2025年11月28日
出版社:小学館
























