【漫画】バンギャは友達同士でも同担絶許？ 友情と推しへの愛が尊い『メンブレバンギャ メイコ』
久しぶりに会ったバンギャ（ヴィジュアル系バンドの女性ファン＝バンドギャル）友達との会話が弾み、とっても楽しい気分のバンギャ・メイコ。しかし、ある会話をきっかけに雲行きが怪しくなり……。
バンギャ友達の変化に翻弄されるギャグ漫画がXにアップされた。本作は、漫画家・ブルーザキヤマ（@blue_zkym）氏が描く『メンブレバンギャ メイコ』の第3話である。
今回は主人公のキャラクターや本作の気に入っているポイントについて、ブルーザキヤマ氏に話を聞いた。
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ーー本作を創作した経緯を教えてください。
ブルーザキヤマ：元々エッセイでバンギャあるある漫画を描いていたんですけど、小ネタのエッセイではなく少し長いストーリー漫画を描きたいなと思って、『メンブレバンギャ メイコ』というシリーズを描き始めました。今回のエピソードは社畜でありながら推しのライブを全通しようとするバンギャを主人公にした第3話で、主人公とは全然違ったタイプの新キャラを出したくて描いたお話です。
ーー主人公である限界会社員・メイコのキャラクターはどのように考えましたか？
ブルーザキヤマ：私自身ずっとバンギャをしていて、基本的には私や周りの推し活に勤しむ人たちの考えや行動をモデルにしています。そのなかで、ギャグとしても面白くしたいなと思ったので、推しのことが大好きすぎてなんでもしちゃう少しイっちゃってるキャラにしました。
ーー本作について、メイコの心配からまさかの展開に進むストーリーが非常に面白かったです。
ブルーザキヤマ：以前好きなバンドの新曲が出たとき、私はファンを想って制作した曲だと思ったんですけど、友達に「コレは男から男への気持ちをテーマに作った曲だ！」と言われたことがあって、本作はその出来事を元ネタにしています。人によって感じ方は違うんだなと改めて感じた出来事で、実際にあったことを膨らませて物語にしました。
ーーやはり推し活をしていると、実際にも同担拒否の人が多い？
ブルーザキヤマ：私自身は同じ人を応援していても一緒に楽しめるタイプなんですけど、やっぱり同担拒否の方は結構多いですよ。バンドだけじゃなくてアニメキャラが好きな方とかでも、「私の〇〇くんを取らないで！」みたいな感じを結構みます。実在する人間のライブ配信とかだとコメント機能もあるので、「ほかの女のコメント読まないで！」とかありますね。
ーー本作のなかで、ブルーザキヤマ氏自身が気に入っているポイントは？
ブルーザキヤマ：メイコとひーちゃんの初対面の回想シーンは、色々と考えながら描いたので思い入れがあります。ひーちゃんが最初に痛バを見せるんですけど、やっぱりギャグ漫画なのでそれを見てメイコが驚くだけでは面白くない。ボケで被せたくて、メイコが大量のCDを見せるシーンを入れました。女子同士の無意識にマウントを取ってしまう雰囲気も出せていて、気に入っています！
ーー読む場合もギャグ漫画が好きなのでしょうか？
ブルーザキヤマ：読むのもギャグ漫画が好きです。元々「コロコロコミック」を10年くらい買っていて、わかりやすいギャグが大好きですね。『でんぢゃらすじーさん』はコミックスも持っています。
ーー最後に、今後はどのような漫画を描きたいですか？
ブルーザキヤマ：これまで推し活をテーマにした作品を数多く描いてきたので、今後も引き続き自分の経験を活かせる作品を描いていきたいです。私の漫画を読んで、共感したり少しでも救われたりしたという方がいるような作品が描ければ最高ですね。
あとは、ひーちゃんと同じで私も腐女子なので、ゆくゆくはBLとかを描くのにも興味があります！
