『葬送のフリーレン』”広報のフリーレン”が大活躍? 特装版に異例の重版がかかるなど絶好調【2025.3.25 週間漫画ランキング】

3月25日付け週間漫画ランキング
1.キングダム(75)/原泰久/集英社
2.葬送のフリーレン(14)/山田鐘人・アベツカサ/小学館
3.ブルーロック(33)/金城宗幸・ノ村優介/講談社
4.ONE PIECE(111)/尾田栄一郎/集英社
5.SPY×FAMILY(15)/遠藤達哉/集英社
6.終末のワルキューレ(24)/アジチカ・梅村真也ほか/コアミックス
7.ミステリと言う勿れ(15)/田村由美/小学館
8.葬送のフリーレン(14) 特別短編小説付き特装版/山田鐘人・アベツカサ/小学館
9.黄泉のツガイ(9)/荒川弘/スクウェア・エニックス
10.ウマ娘 シンデレラグレイ(18)/久住太陽・杉浦理史ほか/集英社
日販調べの3月25日付け週間漫画ランキングでは、2021年の第14回マンガ大賞と第25回手塚治虫文化賞新生賞の受賞や、2023年に日本テレビの「金曜ロードショー」にて放送された初回アニメも大きな話題を呼んだ『葬送のフリーレン』をピックアップ。
魔王討伐後の世界を舞台に、悠久の時を生きるエルフ・フリーレンと、その弟子であるフェルン、戦士のシュタルクの3人が旅する冒険ファンタジーだ。『ONE PIECE』の「ドン!」に代表される目を引く描き文字のオノマトペや、セリフの中の「!」などの登場が少なく、淡々と進んでいく印象を受けるが、それゆえに繊細な人の感情の変化が鮮明に描かれ、人々の生活がより色濃く映し出されている。
2023年~2024年にかけて2クールに渡って放送されたアニメでも、世界観の美しさが忠実に再現され、どちらの年でも代表作の一つとして名前が挙げられた。
最新刊では、帝国内でのゼーリエ(大陸魔法協会の創始者)暗殺作戦の阻止を目的とした大規模な戦闘が始まる。前巻に登場した”影なる戦士”や、一時期共に旅をしたザインの再登場、さらに黄金郷のマハト編との繋がりなど、本作に似つかわしくないほどに急展開していく。とはいえシリアスな展開ばかりではなく、いつも通りに偽物の魔道具をつかまされるフリーレンなど、柔らかな笑いを誘うシーンも相まって目が離せない。
また、同時発売の特別短編小説付き特装版は異例の重版が決まった。制作コストの都合などから、特装版に重版がかかるということはあまりない。それだけにファンの熱量の高さが窺える。
14巻特装版
重版決定https://t.co/dZbNpGqxaQ pic.twitter.com/3AdgXDs5hh— 『葬送のフリーレン』公式 (@FRIEREN_PR) 2025年3月29日
SNSにおける”広報のフリーレン”の活躍もあってか、本作の人気は衰え知らずだ。2024年10月にXに投稿された「マッドハウスのフリーレン」が始まりだろうか。ぬいぐるみのフリーレンが繰り広げる大喜利「〇〇のフリーレン」シリーズは毎度大きなバズを記録している。
マッドハウスのフリーレン pic.twitter.com/wMq0dvXNkv
— 『葬送のフリーレン』公式 (@FRIEREN_PR) 2024年10月15日
最近では、溶接時に使用する遮光マスクを着けた「工場のフリーレン」が登場。まさかのジョブチェンジには驚きの声が相次いだ。
工場のフリーレン pic.twitter.com/oLHN1hq7SI
— 『葬送のフリーレン』公式 (@FRIEREN_PR) 2025年3月27日
他にも、ぬいぐるみが自転車のおもちゃに乗った「並走のフリーレン」、教室で撮影された「妄想のフリーレン」など、恒例と化したシリーズのおかげもあってかXのフォロワーは117万人を突破する人気ぶり。
並走のフリーレン pic.twitter.com/uSilz6v5TF
— 『葬送のフリーレン』公式 (@FRIEREN_PR) 2025年3月26日
妄想のフリーレン pic.twitter.com/IIC8BIoLLc
— 『葬送のフリーレン』公式 (@FRIEREN_PR) 2025年3月24日
さらにゲーミングデバイス・アパレルの予約も始まっている。淡い紫カラーのゲーミングキーボードやミミックパーカーなど、全6アイテムが購入できる。來るアニメ2期に向けて、本作の世界観で部屋を満たしてみてはいかがだろうか。
キーボードhttps://t.co/RAjaeHGF9X pic.twitter.com/laRwFZQmVt
— 『葬送のフリーレン』公式 (@FRIEREN_PR) 2025年3月26日






















