『MJ無線と実験』創刊100周年記念 約500点に及ぶ回路図を収録した「デジタル形式の回路図集」
株式会社誠文堂新光社(東京都文京区)は、総合オーディオ雑誌『MJ無線と実験』の創刊100周年を記念して、『無線と実験 1970~1979 回路図アーカイブ』を発売した。
この特別な商品は、『無線と実験』1970年1月号から1979年12月号までの10年間にわたる120冊のオーディオアンプ関連製作記事の回路図を全て抽出し、デジタル形式で収録した回路図集。約500点に及ぶ回路図が含まれており、PDFデータとしてUSBメモリー版とダウンロード版が用意されている。
1970年代、日本は高度経済成長を経て経済的な安定を迎え、多くの人々が趣味を楽しむようになった。オーディオもその一つであり、高音質な音楽を家庭で楽しむためのオーディオ機器が普及した。同時に、多くの人々が自作でオーディオ機器を製作することも盛んになった。『無線と實験』は1924年に創刊され、戦前から戦後にかけてラジオやテレビ、アマチュア無線などのブームと並行して、一貫してオーディオに注力してきた。特に1960年代から始まったLPレコードの普及によるオーディオブームの中で、1970年代にはオーディオ誌としての地位を確立した。この時代には、4チャンネルステレオやV-FETといった新技術が次々に登場し、プロのエンジニアだけでなく、アマチュアも積極的に挑戦し、研究結果を発表していた。
本商品は、そんなオーディオ全盛期の技術を後世に伝えるための「英知の結晶」として、現代の研究者やオーディオファンにとって貴重な資料となるだろう。ぜひチェックしてみよう。
【写真】旧型G管6AS7による10WA1級PPアンプなど回路図
【商品概要】
『無線と実験 1970~1979 回路図アーカイブ』
■価格
・USBメモリー版:12,000円(税込)
・ダウンロード版:11,000円(税込)
※ダウンロード版は2024年7月中旬発売予定
■購入方法
・USBメモリー版:MJオンラインストア(https://mjnetshop.thebase.in/)
・ダウンロード版:誠文堂新光社の直売所(https://seibundo-store.com/)
※ダウンロード版は2024年7月中旬発売予定