気鋭の哲学者・永井玲衣 多感な“10代の心”と「スヌーピー」と仲間たちの言葉を橋渡しする一冊が話題

永井玲衣、10代に届けたい「スヌーピー」の言葉

 10代の青春時代に起こるさまざまな感情や問題を繊細に捉えた新刊『13歳からのきみへ スヌーピーの自分らしく生きることば』(世界文化社)が発売。本書は発売以来大反響を得ており、重版が決定した話題作だ。

 『13歳からのきみへ スヌーピーの自分らしく生きることば』は、スヌーピーとチャーリー・ブラウンをはじめとする「ピーナッツ」のキャラクターたちの言葉を通じて、10代の悩みや感情を描き出す。日々を複雑な問題や笑いとともに過ごす「ピーナッツ」のキャラクターたちによる、友達、未来、恋愛、自分自身など、多くの10代が抱える悩みについての70の言葉を集めている。「ぼくはぼくであることで、ひとに好かれたい…」や「わたし、大きな鼻してると思う、チャック?いつかだれかがわたしを愛してくれると思う?」といった、「ピーナッツ」のキャラクターたちの切実で新鮮な考えが、読者にとっての悩みを解きほぐす一冊となっている。

 チャールズ・M・シュルツが描き、谷川俊太郎が見事な翻訳を手掛けた「ピーナッツ」の世界と、多感な10代の心を持つ読者を繋ぐのは、いま注目の哲学者・永井玲衣。永井玲衣は、学校・企業・神社・美術館・自治体など、いろんなところで人々と考え合う「哲学対話」の場をひらいている哲学者だ。本書では、10代を決して子ども扱いせず、対等な立場から誠実に寄り添う文が真っ直ぐ心に届く。 

 「スヌーピーってこういう話だったのか、と初めて知った。ルーシーが特に面白く、『歴史上の男しか…』など、現代的で驚いた。この先を一緒に考えてみようという言葉かけがとても良く、娘に見せたい」という18歳の娘の父からの感想や、「自分が思っている心の言葉を言ってくれている気がした」という中学1年生からの感想など、本書を読んだ子どもたちと保護者からの感想も多く寄せられている話題の一冊。ぜひチェックしてみよう。

【刊行概要】
『13歳からのきみへ スヌーピーの自分らしく生きることば』
■発売日:2024年4月25日(木)
■定価:1,760円(税込)
■原著:チャールズ・M・シュルツ
■訳:谷川俊太郎
■文:永井玲衣
■仕様:B6変型判 160ページ
■発行:株式会社世界文化社
https://www.sekaibunka.com/book/exec/cs/24403.html

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