『鬼滅の刃』胡蝶しのぶ、不死川実弥、伊黒小芭内……上司にしたい柱は誰? 社会人適性を徹底考察
※本稿は、『鬼滅の刃』(吾峠呼世晴/集英社)のネタバレを含みます。同作を未読の方はご注意ください。
いよいよテレビシリーズ5期、柱稽古編がスタートになる『鬼滅の刃』。本稿では、新生活シーズンの春にちなみ、もし柱が会社の上司だったら?という観点で、各人の性格や作中での行動を考察してみたい。
にこにこ穏やかだが豹変しそうな美人上司 胡蝶しのぶ
本作の女性キャラクターの中でも高い人気を誇るのが蟲柱の胡蝶しのぶだ。戦闘では、瞬発力や身のこなしの素早さを生かした「蟲の呼吸」、そしてトドメを刺す際に首を斬れないかわりに毒を使うという特徴がある。これは、彼女の体格が小柄で、鬼の首を斬り落とせるほどの腕力もないため。
本作の公式ファンブックの中でも、胡蝶しのぶの身長は151cm、体重は37kgと記載されており、厚生労働省が発表している一般的な20代女性の平均体重が49kg~50kgであることを考えると、実際にもしいたらかなり華奢な体型であることがわかる。また、性格が朗らかで常に笑顔を絶やさない上、炭治郎や鬼殺隊の隊士たちにも常に敬語で接しており、戦闘に関する指示も冷静。もし、会社の上司だったら、憧れのマドンナ的な上司になりそうだ。
しかし、那田蜘蛛山では命乞いをする姉蜘蛛に笑顔を向けながら何人殺したかを詰問。最終的には拷問し毒殺している上、上弦の弍童磨との対戦では、憎しみをあらわに吐き捨てたり、鬼狩りのために自身の身体自体を毒の塊にしたりと、目的のためなら手段を選ばない本性を見せることもある。味方にするなら心強いが、敵にするとかなり厄介そうだ。
胡蝶は、炭治郎や継子のカナヲに対しては常に穏やかで優しい良い先輩·上司として振る舞っており、さらに恋柱·甘露寺蜜璃とパンケーキなどを一緒に作ったりしている。言うことをしっかり聞いて良好な関係を築ければ、社内の誰よりも心強い味方になってくれるに違いない。
不死川実弥と伊黒小芭内が上司だったら、入社初日から心が折れる?
柱稽古編では、これまでの物語にほとんど絡んでこなかった悲鳴嶼行冥、不死川実弥、伊黒小芭内らについても描かれている。中でも、パワハラ、モラハラ度数が高そうな柱といえば、風柱·不死川実弥と蛇柱·伊黒小芭内だ。
不死川実弥は、つり目で怒ると血走ったようになる瞳、そして全身傷だらけのルックスなど、初見から怖いイメージなのだが、初対面の禰豆子をいきなり刀で刺して挑発しようとしたり、一般隊士の弟の不死川玄弥が自分を訪ねてきた際に冷たくあしらい、鬼殺隊を続けられないように目を潰そうとしたり(!)と、実際の行動も過激でなかなか暴力的。血の気の多いキャラな上に、善逸が不死川の柱稽古から逃げ出そうとしたり、炭治郎とも接触禁止となったりしており、対人コミュニケーションにも難ありなので、彼が上司になったとしたら、良好な人間関係の構築は難しそうだ。とりあえず好物のおはぎを差し入れしたり、トレンドの和スイーツ情報を教えたりしてご機嫌を取ろう。