橋本祥平にとっての「本音と建て前」とは?  "心の声が聞こえる"100回目の溺愛コメディ

橋本祥平が語る悪役令嬢『くくルプ』の魅力
『99回断罪されたループ令嬢ですが今世は「超絶愛されモード」ですって!?1 〜真の力に目覚めて始まる100回目の人生〜』

 電子マンガ・ノベルサービス「ピッコマ」にて女性マンガランキング第1位を記録(2023年10月27日時点)するなど、発売開始から話題沸騰の『99回断罪されたループ令嬢ですが今世は「超絶愛されモード」ですって!? ~真の力に目覚めて始まる100回目の人生~』(DREコミックス/ドリコム刊/以下『くくルプ』)。聖女暗殺未遂の罪の濡れ衣を着せられ、冷酷皇子に婚約破棄されて処刑される人生を99回ループしてきた公爵令嬢のアルフィーナが、100回目のループで皇子たちの「溺愛」の心の声が聞こえてきたことから始まる大逆転人生を描いた人気コミックだ。

 3月22日のコミック第2巻の発売を記念し、リアルサウンドブックではマンガ好きとして知られる橋本祥平にインタビュー。冷酷皇子・ライオネットの「本音と建前」をイメージした王子姿の写真を撮り下ろし、マンガ愛、そして『くくルプ』の魅力をたっぷり語ってもらった。【記事の最後にサイン入りチェキプレゼントあり!】

姉妹の影響で慣れ親しんだ少女&女性向けマンガ

冷酷に見えるライオネットの「建前」をイメージ。

――マンガ好きとしても知られる橋本さん。普段から女性向けのマンガも読む機会はありますか?

橋本:僕は四人姉弟なのですが、僕以外みんな女性なんですよ。なので、昔から家には少女マンガや女性向けのマンガがたくさんありました。例えば『ミステリと言う勿れ』や『7SEEDS』の田村由美先生の作品や『花より男子』、舞台にも出演させていただいた『フルーツバスケット』とか、とにかくたくさんありましたね。昔、トイレに本棚があって、そこにマンガが置かれていたので、トイレのお供として、よく読んでいました(笑)。みんななかなか出て来なくなってしまったので、今は廃止になっていますが(笑)。

――最近は、いわゆる“異世界もの”や“悪役令嬢もの”と呼ばれるジャンルが流行っていますが、そうした作品も読んだことはありましたか?

橋本:あります。特に最近はスマホでも簡単に読めるようになったので、スマホで読むことが多いですね。異世界ものって、面白いですよね。異世界ものや転生ものは、現実ではなかなかできないことが叶う世界。自分と似たような、普通の人がその世界に行ったら、レベルアップしていたり、強くなったりするので、自分を投影してその作品に入り込める。自分も強くなったような錯覚が起きたり、現実社会ではできないことができるという不思議な体験ができるので、夢があるなと感じながら読んでいます。

聖女デボネアの二面性に共感!?

――『くくルプ』はいわゆる“異世界もの”ですが、読んだ感想を教えてください。

橋本:ページを開いて、すぐにいきなり処刑シーンというのが、すごく印象的でした。確かに「99回断罪された」とタイトルについているので、そりゃそうなんですが。処刑と隣り合わせの世界を描いているマンガではありますが、主人公のキャラクターの明るさや合間に挟まれているギャグシーンがあるからなのか、暗さがないですよね。個性的なキャラクターたちも多くて楽しい。それから、想いは伝えられるときに伝えないと一生後悔するということも感じて、得るものが多い作品だなと思いました。

――特に印象に残っているシーンを教えてください。

橋本:先ほども言いましたが、物語の最初から主人公がギロチンにかけられるというシーンが登場するというのがまず驚きでしたし、印象に残りました。しかも、主人公が首を切られる瞬間に見せた聖女のデボネアさんの顔が衝撃で…。絵のインパクトがすごかったですし、「お前だったのか」と。とにかく冒頭から持っていかれました。

――確かにあの表情はインパクトありました。では、お気に入りのキャラクターは?

橋本:どのキャラクターも魅力的ですが、アルフィーナの弟のカルルは印象に残っています。強大な魔力と引き換えに、喜怒哀楽をなくしてしまうというのはつらすぎるなと。もちろん強い力を得ることができるというのはすごいことですが、人間は他の動物よりも喜怒哀楽を表に出して、それを伝えることができる生き物だと思うので、それを奪われてしまうというのは悲しいですね。アルフィーナが「ごめんね。あなたの代わりに、笑ったり怒ったり泣いたりする約束、果たせなくなって」というセリフがありますが、その姉弟の絆も素晴らしいなと思いましたし、そんなカルルがアルフィーナが処刑されるときに怒りの表情を剥き出しにする描写を見て、姉と弟の愛を感じました。それを止める父親も美しかったですし、泣けないからその代わりに雨が降って、それが涙に感じたという絵も美しいなと思いました。

――マンガを読んで、橋本さんが一番共感したキャラクターは誰ですか?

橋本:聖女のデボネアさんです。

――聖女!!(驚)

橋本:別に僕は悪い人間じゃないですよ(笑)。デボネアさんは、欲望のままに動いていて、やっていることはもちろん悪いことですが、人間にはそういう一面があるかもしれないなと思ってしまうんですよ。憎めないところもあって。僕も心の中では、人によく思われたいとか、もっと売れたい、もっと人気になりたいという欲望もあるので、彼女の欲望は理解できるところがありますし、二面性があってある意味で仮面を被っているというのは分かるなと思いました。

――もし、橋本さんが演じるとしたらどの役柄を演じてみたいですか?

橋本:デボネアさんは面白い役だなと思いますが女性なので、実際に演じると考えたら、キスリングです。実は、インテリキャラできっちりしているという、キスリングのようなポジションの役を演じたことがないんですよ。そういう意味でも、チャレンジしてみたいです。彼の性格を表すために、セリフは一言一句間違えずに、滑舌良く、完璧に演じたらと妄想しました(笑)。

――今日は、ライオネットをイメージした衣装を着ていただきましたが、今日の衣装の感想も教えてください。

橋本:世の中、王子さまのような人がいっぱいいる中、僕なんかが着させていただいてありがたいです。王子さま役を演じることもあまりないので、貴重な衣装を身に纏っている橋本だと思います(笑)。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる