「魔女狩り」で告発された者は本当に魔女だったのか? 豊富なビジュアルで振り返る魔女の歴史に注目
王から貧しい者まで、子どもを含む老若男女を恐怖に陥れた恐ろしくも忌まわしい闇の歴史、「魔女狩り」。告発された者は、本当に「魔女」だったのか? 世界で大々的に行われた魔女狩りと魔女裁判の真実に迫る『闇の魔女史 世界の魔女と魔女裁判の全貌』(グラフィック社)が、2023年5月に刊行される。
近世から近代に至るまで、キリスト教会が徹底的に行った魔女狩り。狩られた者に待ち受けるのは、拷問、追放、処刑、投獄という地獄だった。一般庶民だけでなく王侯貴族にまで魔の手はのび、自分以外はみな敵とも言うべき極限の心理状態に人々を陥れ、恐怖に震えあがらせた。
本書では、世に強烈なインパクトを与えた「魔女」「魔女狩り」「魔女裁判」を取りあげ、魔女とは何者なのか、なぜ魔女狩りは起きたのか、告発された者は本当に魔女だったのか、事の顛末を紹介しながら、さまざまな角度から検証し、歴史の暗部に光を当てる。
著名な画家が描く魔女裁判の作品、魔女狩りと魔女裁判の歴史がわかる年表など、当時の様子が垣間見れるビジュアルが満載。加えて、ひとつの魔女裁判を徹底的に掘り下げて紹介するなど、示唆に富む考察で魔女の歴史を振り返ることのできる一冊だ。
書籍情報
書名:闇の魔女史 世界の魔女と魔女裁判の全貌
編集:Future Publishing フューチャー パブリッシング
発売日:2023年5月
仕様:B5変形 並製 総144頁
定価:2,090円(10%税込)
ISBN:978-4-7661-3771-2