2022.11.26 08:27

『ネットショップ初心者でも売れる商品写真の基礎知識とつくり方』売上アップにつながる写真のヒントが満載

文＝リアルサウンドブック編集部

　ファッションブランドのECサイトだけでなくフリマアプリなど、いまオンラインでのショッピングが主流となってきている。そんな中、『ネットショップ初心者でも売れる商品写真の基礎知識とつくり方』（玄光社）が、11月30日に刊行される。

　本書はネットショップの売上アップを目的に写真の知識と制作方法を解説する一冊。オンライン上ではリアル店舗と違い、お客が商品を手にとったり、感触を確かめることはできない。情報を得られる機会が限られることはネットショップにとって大きなハードルだ。

　さまざまな施策やキャンペーン展開も重要だが、商品を理解してもらう上で大きな役割を担うのが写真。写真は商品の見た目や色、形を表現でき、顧客に思わず「欲しい」と思わせる刺激を与えることもできる。情報伝達という意味においても、長いテキストで解説するより、ずっと効率的に商品の特徴を示せる。

　逆にきちんと商品の理解をうながす写真を用意できなければ、お客がせっかくサイトを訪問してくれても購入に至らなかったり、購入した後のクレームにつながったりする可能性もある。

　このように、ネットショップにおいて写真はとても重要な役割を担っているが、運営者の感覚で「なんとなく」「いい感じ」の写真を用意してしまいがちではないだろうか。また、実際にどんな効果を狙って、どのような写真を用意すればいいのかといった具体的なノウハウは、意外なほど語られていない。

　そこで本書では、ネットショップにおける写真の役割と効果的な使い方を示し、売上に貢献する「いい写真」のつくり方について解説する。また補足としてSNS（特にInstagram）を利用した販促方法や、カートシステム別の資料も用意し、ネットショップの運営担当者や、個人でフリマアプリに出品する人、また販促にかかわるデザイナーやディレクターにも役立つ内容に仕上がっている。

著者プロフィール

黒葛原道（つづらはら・とおる）
Webデザイナー／アートディレクター
1999年よりデザイナーとしてのキャリアをスタート。広告代理店、広告制作会社を経て2003年よりフリー。2004年、大阪から宮崎へ移住。Webデザインを軸に、サイト構築に係る業務全般、それに伴うディレクションやコンテンツプランニング、撮影、などを手がける。ECサイトの立ち上げ、運営を通してマーケティングやブランディングを経験。実際に「売る」ことを経験しているのが強み。作って終わりにしないWeb制作がモットー。2011年からオンラインストア「quote」のアートディレクター。2021年からAdobe Japan Prerelease Advisorを務める。