『江戸パンク! 国芳・芳年の幻想劇画』浮世絵師たちの生と死を描くほとばしるエネルギーを凝縮

「浮世絵」幕末絵師たちの作品を解説した一冊

  江戸時代に成立した絵画様式の一つで、当時の生活や流行、遊女や役者などを題材にして庶民層を中心に盛り上がりをみせた「浮世絵」。やがてその技法はヨーロッパに渡り、海外の芸術にも影響を与え、今日も国内外問わず人気を博している。

 そんな浮世絵について解説した書籍 『江戸パンク! 国芳・芳年の幻想劇画』(パイ インターナショナル)が、11月24日(木)に刊行される。美しくエネルギーあふれる作品と、日本語・英語の2言語からなる解説で、浮世絵の魅力を感じられる一冊だ。

 奇想の絵師として国内外から人気を博す歌川国芳。時に狂気的な描写で現代の漫画にまで影響を与えた月岡芳年。日本のポップカルチャーの素地を築いたとも言える二人の師弟と、同時代に活躍した幕末絵師たちの描き出す、残酷ながらも美しい幻想世界を堪能できる。

プロフィール

監修: 春木晶子 (はるき しょうこ)
1986年北海道生まれ。北海道博物館勤務後、2017年より江戸東京博物館学芸員。日本美術史専門。

書籍概要

『江戸パンク! 国芳・芳年の幻想劇画』
仕様:B5判変型(257×182mm)/ソフトカバー/192ページ(Full Color)
定価:本体2,400円+税
ISBN:978-4-7562-5414-6 C0071
発売日:2022年11月24日
著者:春木晶子
発行元:パイ インターナショナル

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