『HUNTER×HUNTER』連載から脱落しそうな人は「397話」に注目 描かれるのは暗黒大陸か、ゴンの現状か

 「週刊少年ジャンプ」で約4年ぶりに人気漫画『HUNTER×HUNTER』連載を再開し、順調に掲載を重ねている冨樫義博氏が、自身のTwitterで「No388.399…完成。」と、398話、399話までの完成を報告した。今週11月14日発売の「週刊少年ジャンプ」2022年50号に掲載されているのは、394話。400話まで完成すれば、連載再開後の掲載分でコミックスが一冊、できる計算となる。 

 『HUNTER×HUNTER』という現状の漫画業界で特別な位置にある作品の連載を喜ぶ読者が多いなかで、把握しきれない量の新キャラクターと、複数の利害が複雑に絡み合う展開、読むべき文字量の多さもあって、「ついていけない」という読者も生まれている。そんな人たちに朗報と言えるかもしれないのが、すでに完成が報告されている「397話」だ。

 10月16日、冨樫氏はTwitterで、「No397…加筆中。終わらない。」とのコメントとともに、加筆を進めている一つのコマを公開している。そこに描かれているのは、大きな木々が生い茂る、森のように見えるシーンだ。

 現状の最新話となる394話までは、「暗黒大陸」に向かう巨大な船の中で行われる勢力争いが軸になっており、その点で閉塞感を覚えていた読者も少なくなかっただろう。「森」の描写は「一方その頃」的な場面転換となる可能性が高く、暗黒大陸でうごめく何か、あるいはゴンやキルア、レオリオなど、久しく登場していない主要キャラクターの現状が描かれるかもしれない。

 もちろん、船内で行われている争いの延長線上で描かれるシーンかもしれないが、いずれにしても場面が変わるのは、現在の展開で読み疲れしている人にとっては楽しみになる要素ではないだろうか。連載で追いかけるのは諦めて、単行本になってからじっくり読もう、と考えていた人も、まずはあと3話、楽しみにしてみてはいかがだろう。

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