【漫画メシ】バタースイーツ人気が続く中、再現したい絶品バター料理を厳選

漫画で登場した絶品バター料理を再現

 
 昨年からバタースイーツが人気だ。バタースイーツを一躍トレンドまで押し上げたのは、赤城乳業が2021年2月に限定販売された「かじるバターアイス」(赤城乳業)である。SNSで反響となり約1週間で完売。バターのコク深い味わいと特有の風味を再現するために北海道産発酵バターを使用したことで、まさに「バター」をかじるようなテイストも話題となり、令和3年度「第40回食品ヒット大賞」の「優秀ヒット賞」を受賞するヒット商品となった。

 長らく発売を休止していたが、今年の9月20日に全国販売を再開。ファンからは賞賛の声が上がっている。

 バターが注目されるようになったのは、2007年頃にバター不足がニュースで取り上げられ、バターに希少感、高級感というイメージが定着。その頃から「高級感」のイメージをブランディングしたバタースイーツが登場することとなり、これまで定番だったクッキーだけではなく、フィナンシェやアイスなどバターを冠した商品が数多く展開されて、スタンダードなスイーツとして浸透していった。

 料理にバターが欠かせないヨーロッパでは、スイーツだけではなくパスタやメインディッシュなど様々な料理に重用されており、バターがないと料理はありえないという声もあるほどだ。そんなバターは、これまでに漫画のなかでもさまざまなかたちで使われてきた。漫画の中でもひときわ注目されるバター料理を紹介していこう。

バターライスと小豚汁『深夜食堂』

 安倍夜郎原作の漫画、『深夜食堂』で、流しのゴローさんが愛していた料理がバターライスと豚汁だった。

 豚汁は至ってシンプルなもので、ご飯と一緒に食べることもよくある話だが、普通と違うのはご飯にバターを混ぜること。炊きたてのご飯に箸でバターを入れ、30秒間ほど蒸らして、溶けさせて食べるのだ。

 工夫が凝らされたバターライスと少豚汁。その相性は、なかなかものがあるようだ。

ベーコンエッグ・バタートースト『侠飯』

 『侠飯』に登場したベーコンエッグとバタートーストだ。ベーコンエッグはフライパンに溜まったベーコンの脂を玉子全体にかけて焼くのがポイントである。

バタートーストはパンを焼く前に1回バターを塗り、さらに焼いた後にもバターを塗るのが侠飯流。一見普通のバタートーストだが、2回塗ることによって、より濃いバタートーストが完成する。

 手軽だけど美味しい『侠飯』のベーコンエッグとバタートースト。YouTubeでも再現されている。

豆腐明太子バター丼『花のズボラ飯』

 久住昌之原作、水沢悦子作画の漫画『花のズボラ飯』。夫が単身赴任になった駒沢花が、ズボラ飯で毎日を過ごす内容が人気となった。

 そのなかで登場したのが豆腐明太子バター丼。明太子は手を汚さないため、サランラップで巻いてハサミで切り、そこから押し出すことで丼に適した大きさとなる。

 明太子を用意したうえで、丼に白飯をよそい、手で潰した豆腐を乗せる。そしてカツオ節、明太子、刻みネギを入れ、最後にバターを中央に乗せ、電子レンジで1分半温めて完成だ。非常に簡単な料理だが、明太子と豆腐、そしてバターが三位一体となり、何とも言えない味を出す。

 人気作だけにYouTubeでも再現するユーザーが多数登場。味の評価は高いものがあるようだ。

おかかバター醤油焼きおにぎり『青の祓魔師』

加藤和恵原作の漫画、青の祓魔師。『ジャンプスクエア』に連載され、TVアニメにも移植。その人気は高いものがある。

そんな青の祓魔師に登場したバター料理が、おかかバター醤油焼きおにぎり。その名の通り温かいご飯に鰹節とバターを混ぜて、おにぎりにする。それをフライパンで焼いて、完成だ。

活字にしただけでも美味しそうなおかか醤油バター焼きおにぎり。その味は、やはり高いものがあるようだ。

ご飯やパンなどにピッタリと合うバター。さまざまなものに活かせる力は、素晴らしいものがある。

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