【ハネタク】カヌー選手・羽根田卓也 初フォトエッセイ集はSKY-HIとの対談も 

カヌー選手・羽根田卓也、初フォトエッセイ

リオ五輪での活躍が記憶に残るカヌー選手・羽根田卓也。“ハネタク”の愛称で親しまれ、競技で鍛え上げられた肉体と甘いマスクにファンも多い。

 そんな羽根田の子供時代から現在までを、年齢にちなんだ35個のエピソードでつづったフォトエッセイ『Voda 水の声 カヌー選手 羽根田卓也』(報知新聞社刊)を、9月1日(木)に刊行。

 リオ五輪銅メダリストのカヌー・羽根田卓也選手初のフォトエッセイ。器械体操からカヌーに転向した子供時代のこと。日本一、いやもしかしたら世界一ストイックに競技に取り組んでいた高校時代。文化どころか言葉もわからないカヌー大国・スロバキアに高校卒業直後の18歳で単身留学し、ショックを受け、涙に暮れ、それでも折れることなくパドルを漕ぎ続けた青春の日々――。

 世界の壁に何度もぶち当たりながら、リオ五輪でアジア人初の表彰台に登るまでの“獣道”を進むような歩みを振り返った。マイナースポーツゆえの劣等感、反骨心を糧に、カヌーの普及に人生を懸けようと努力してきたハネタクが、自身の年齢にちなんで編んだ35のエピソードは、道に迷い、人生に悩む若者、劣等感から抜け出せない人たちの背中を優しく押してくれるはず。 

 「カヌー徹底解剖」、「僕の旅支度」、「僕の好きなもの」、「ハネタク流美ボディートレーニング」など競技以外の素顔がちらりとのぞく読みもののほか、ラッパーであり、アイドルであり、音楽事務所のCEOを務めるなど八面六臂の活躍をしているSKY-HI氏とのスペシャル対談も収録。道なき道を切り拓いてきた者同士の熱いトークは必読だ。

目次

■第1章
パリへ――/反骨のルーツ/なぜカヌーだったのか/コラム・カヌーはこんなスポーツです/兄/ミズハトモダチ/This is not our food/日本一ストイックな高校生/「マイナー」からの出発/土方歳三という生き方
■第2章
ソルカン/壁当て/毎日が晴天の霹靂/言葉の壁を越えて/涙/旅/コラム・僕の旅支度
■第3章
師/蛙のプライド/ままごと/ロンドン/救世主/リアリスト/コラム・ハネタク流 美ボディートレーニング/獣道をゆく―SPECIAL TALK―羽根田卓也×SKY-HI
■第4章
男子たるもの/「ハネタク流」は持たない/悩んでいいのは1分間/大高慢であれ/ライバルがいてこそ/「楽しむ」こと/コラム・僕の好きなもの/鬼萩は語る
■第5章
背水の陣/2016年8月9日/勝負の分かれ目/浦島太郎/東京/夜風/ハネタクヒストリー/兄のまなざし 羽根田翔太朗さん/伴走者 藤原啓太さん(ミキハウス)/盟友・ミランコーチが語るハネタク/あとがきにかえて

書誌情報

『Voda 水の声 カヌー選手 羽根田卓也』
体裁:菊判(150mm220mm=カバー、表紙、見返し、本文オールカラー144頁)
定価:2200円(税込)
発売:2022年9月1日初版
発行:報知新聞社

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