【漫画】定規奏者(モノサシスト)が主役のハイテンションコメディ『「ティア」は「涙」って意味なんだよ』がカオスで面白い

 現在、Twitterを始めとしたSNSでバズを起こすオリジナル漫画が増えている。プロ/セミプロの参戦も加速しており、漫画誌に掲載されていてもおかしくないクオリティの作品も多いが、商業ベースに乗っていないだけに、ハイテンションの尖った作品がそのまま発表されているのも、興味深いところだ。そんななかでも、2月末に公開された『「ティア」は「涙」って意味なんだよ』は異彩を放っている。

 定規を弾いて演奏する定規奏者(モノサシスト)であり、シャムシール学園3年の五集院長介。その類い稀な才能から卒業後のメジャーデビューも噂されている五集院は、翌日に学園祭のライブを控えるなかで、彼女・あん子との下校中に事故に遭い、演奏することが困難に……。五集院は無事に演奏できるのか。あん子は手負いの彼氏を救えるのか。様々な葛藤が渦巻く中、学園祭当日を迎える――。

 作者は現在Twitterのフォロワー数が4万人を超える人気作家のアカさん(@AonoriwaKame)。終始カオスな展開を畳みかけるまさに“アカさんワールド”全開となった同作が、どのように制作されたのか。現在の制作環境、演奏シーンのこだわりなど、じっくり話を聞いた。

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