人はなぜ漫画を“面白い”と感じる? 一見上手な8コマ漫画がプロの添削で激変

 さらにオチが少しネガティブに終わってしまっていることについても言及。「これだと読後の後味が少し悪いのかも」と言って、ペガサスハイド氏は最後に誰も傷つかないようなほのぼのするようなオチを用意した。その上でペガサスハイド氏は【面白いと思ってもらえるポイント】として「(1)『赤鼻のトナカイ』の歌詞の通りにしない 展開に意外性をもたせる」「(2)読後の印象を考える 笑いは時に残酷。主人公を傷つけることは読者も傷つけることがある」とまとめた。

 ペガサスハイド氏が強調していたのは「ゆた子さんの作品でも面白いと感じる人は多くいる」ということだ。その上で“面白いと感じない”と悩んでいるゆた子さんに対し、ペガサスハイド氏は違う料理の仕方を提案しただけ。一つの世界観だけで終わらずに、新しいオチを提案できるのは、さすがプロの漫画家といったところだ。

 視点を変えれば、また違うアイデアが生まれるという良い教材になっているのではないだろうか。漫画家を目指す人はもちろん、ビジネスマンにも役に立つヒントが同動画内にはあるはず。内容が気になる方は、ぜひペガサスハイド氏のチャンネルをチェックしてみよう。

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