ベストセラー『こどもSDGs』に第2弾誕生　“数字”から世界を見つめSDGsを考える

　ベストセラー『こどもSDGs』に続く第2弾『数字でわかる！ こどもSDGs　地球がどんな状態かわかる本』が、2021年6月4日にカンゼンより発売される。

　本書は、こどもたちにわかりやすく具体的な数字やデータを使って、世界の「いまの現実」を知らせる内容になっている。このままでは立ち行かない地球をつくってきてしまった大人たちと未来の世界を担うこどもたちが話し合い、一緒に考えるきっかけになる1冊だ。

　また、本書は「コーズリレーテッドマーケティング」（※）を活用し、売上げの一部が「一般社団法人こども食堂支援機構」支援のために使われる。（※コーズリレーテッドマーケティング：特定の商品を購入することが環境保護などの社会貢献に結びつくと訴えるマーケティング手法）

■監修：秋山宏次郎（あきやま・こうじろう）
一般社団法人こども食堂支援機構 代表理事。
SDGsオンラインフェスタ・ソーシャルイノベーションディレクター、企業版ふるさと納税の新たな活用モデル構築検討戦略会議・学識委員。企業から食品の寄付やフードロスを集め全国のこども食堂に100万食以上を提供。大手企業の社員時代から他社や行政に様々な提案をし、内閣府認定の官民連携優良事例（全国5選）など、20以上の新規プロジェクト発起人として多くの案件を実現に導く。その他、大学での授業、講演、執筆活動まで幅広く活動するパラレルワーカー。

本書〈もくじ〉

はじめに　いまの世界の現実を知らなければ、よりよい世界をめざすことができない！
第1章　新型コロナが世界に与えた影響を見てみよう
新型コロナで貧困率は悪化傾向に！　最大1億5000万人増!?
「不平等ウイルス」は貧富の差をますます拡大させた！
新型コロナで1億6800万人のこどもが学校に通えなくなった
「児童婚」を強いられる女の子が1000万人も増えるかも！
アジア系市民に対する人種差別や暴力が2.5倍も増えた！
インフルエンザが激減！　病院を受診したのはわずか1.4万人……など
第2章　クイズに答えて世界の現状を理解しよう
1日200円未満で生活するこどもは世界に何人いる？
家にトイレがなくて外で用を足す人は世界に何人いる？
学校に行けずに働くこどもは世界に何人いる？
読み書きできない15〜24歳の若者は世界に何人いる？
絶滅の危機にある生き物はどれぐらいいると思う？
日本の国会議員のうち女性の割合は何%だと思う？……など
第3章　「暮らし」の現実を数字で見てみよう
世界人口の約40%にあたる30億人が家で手洗いできない！
きれいな水を使えない人が21億8500万人もいる！
電気がないまま生活をしている人が7億8900万人もいる！
8億2100万人が満足に食事ができずに飢えている！
毎日100人の民間人が紛争で殺され、その8人に1人はこども！
紛争や迫害により故郷を追われた人は7950万人もいる……など
第4章　「差別」や「格差」の現実を数字で見てみよう
新型コロナのワクチンで日本や途上国は出遅れた
日本のジェンダー・ギャップ指数は156カ国中120位
女性の約3人に1人が夫や恋人から暴力を受けたことがある
世界のこどものうち10億人が暴力の被害にあっている
年間1200万人の女の子が15歳より前に結婚している
世界のこどもの12人に1人は小学校にすら通えていない！……など
第5章　「環境」の現実を数字で見てみよう
このままだと地球の気温は2100年までに最大3.2°C上昇する
2050年には海洋プラスチックの量が海にいる魚を上回る!?
日本の再生可能エネルギー比率は21.7%で先進国最低水準
食べものの13.8%は消費者に届く前にロスしてしまっている！
2030年までに水不足で7億人が住む場所を追われる!?
日本の大人は環境意識がG7のなかでダントツに低い……など
付録　SDGsの17の目標をもっとくわしく知る
各章ごとに用意されたコラムではSDGs活動に関連する世界の機関、団体を紹介

■書誌情報
『数字でわかる！ こどもSDGs　地球がどんな状態かわかる本』
執筆・編集：バウンド
監修：秋山宏次郎（一般社団法人こども食堂支援機構 代表理事）
装丁・本文デザイン：山本真琴（design.m）
イラスト：瀬川尚志
出版社：カンゼン
定価：1,430円（税込）／1,300円（税別）
発売日：2021年6月4日