あいみょん、岡本太郎に特別な“出会い”を感じた? 『Casa BRUTUS』で岡本太郎リコメンド

あいみょんが岡本太郎に感じた“出会い”

 「岡本太郎とあいみょん」を特集した『Casa BRUTUS』6月号が、5月8日にマガジンハウスより発売される。TAROの魅力をあいみょんの視点で構成した100ページの大特集となっている。

Casa BRUTUS 2021年6月号 photo_矢吹健巳(W) (C)マガジンハウス
Casa BRUTUS 2021年6月号 photo_矢吹健巳(W) (C)マガジンハウス

 絵画から、彫刻、家具、デザイン、写真、書、言葉まで、さまざまな方法で芸術観や人間観を表現した芸術家・岡本太郎。TAROが亡くなる前年に生まれ、〈太陽の塔〉の下でライブをするのが夢、と公言するシンガーソングライター・あいみょん。岡本太郎ゆかりの地に足繁く通い、著作や言葉を読み漁り、「tower of the sun」「今日の芸術」などTAROをモチーフにした楽曲も制作してきた。なぜ、あいみょんは岡本太郎をそこまで敬愛するのか?

Casa BRUTUS 2021年6月号 photo_矢吹健巳(W) (C)マガジンハウス
Casa BRUTUS 2021年6月号 photo_矢吹健巳(W) (C)マガジンハウス

 1970年の大阪万博以来、48年の時を越えて内部が鮮やかに蘇った〈太陽の塔〉から、自邸・アトリエだった南青山の〈岡本太郎記念館〉、TAROの作品を多数所蔵する〈川崎市岡本太郎美術館〉、渋谷駅の巨大壁画《明日の神話》を始めとしたパブリックアートまで、あいみょんと辿ることで岡本太郎の魅力に改めて迫った。

Casa BRUTUS 2021年6月号 photo_矢吹健巳(W) (C)マガジンハウス
Casa BRUTUS 2021年6月号 photo_矢吹健巳(W) (C)マガジンハウス

あいみょんコメント(*本誌より)

〈太陽の塔〉の下でライブをしたいと言い始めたのは、メジャーデビューをした頃からですね。実際に「tower of the sun」という楽曲もあるんですけど、なぜか自分の中で岡本太郎という存在を音楽と結び付けてきたところはありました。あの場所で歌ってみたいと思わされるパワーがあるというか。岡本太郎が何かしでかしたあの場所で私も何かやってみたいと思うところはすごくありますね。

〈太陽の塔〉を初めて見たときは「ほんまに存在してたんや!」という驚きでいっぱいでした。クレヨンしんちゃんの映画で初めて知ったのですが、実際にあるんやという感覚。まさに「なんだ、これは!」っていう(笑)。あぁ、ここは自分にとっても今後、特別になりそうな気がするという出会いみたいなものを感じたんです。

もちろん、この特集をきっかけに太郎さんのことをいろんな人に知ってほしいという気持ちはあるんですけど、別に無理しなくていいよ〜というところもあります(笑)。私自身、自ら知ろうと思ったことではなかったというか、ふとした瞬間にひょこっと現れた存在だったので。やっぱり出会いが大事なんですよね。だから、この表紙と目が合って手に取ったのであれば、それを出会いと思ってほしいですね。ていうか、これは目が合うでしょう(笑)。

 なお『Casa BRUTUS』の特集タイトルに現役のミュージシャンの名前を冠するのは創刊以来23年で初の試み。

■書誌情報
『Casa BRUTUS』2021年6月号
特集名:「岡本太郎とあいみょん」
出版社:株式会社マガジンハウス
発売日:2021年5月8日
特別定価:990円
https://casabrutus.com/art/184688
全国の書店、コンビニエンスストア、ネット書店で販売

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