写真家 藤原新也、4年ぶりの新作『日々の一滴』 カメラで切り取った現代

藤原新也、4年ぶり新作『日々の一滴』

 文筆家であり、木村伊兵衛賞を受賞した写真家でもある藤原新也が4年ぶりとなる新作『日々の一滴』(トゥーヴァージンズ)が発売される。雑誌『生活と自治』人気連載を書籍化したものだ。

 カルロス・ゴーンの制限住居から、房総で発見した“老人を養う猫”まで、日々起こる事件や何でもない日常を、藤原新也独自の解像眼によって紐解いている。

 東日本大震災の後7月より2020年3月までのおよそ9年間の間に起きた出来事や、注目された人物などを撮影。ニュースの中心となった人物・舞台のほか、瀬戸内寂聴や、2018年に逝去した石牟礼道子のポートレートなど、鮮烈なコピーを付した写真60点が収録されている。

藤原新也コメント

日々を暮らす中で、私たちはさまざまな一滴に出会う。
人、物、動物、自然、音、味わい、触覚。
私を取り巻くさまざまな現象や日常の中で私が選んだ一滴。
そういったものを写真とともに語っていきたいと思う。

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■藤原新也プロフィール
文筆家・写真家。東京芸大を中退、インドを中心にアジア各地を放浪。昭和53年、雑誌連載の「逍遥遊記」ほかで木村伊兵衛賞。57年、写真集『全東洋街道』で毎日芸術賞。著作に『インド放浪』『東京漂流』『丸亀日記』『日本浄土』など。

■書籍情報
『日々の一滴』
著者:藤原新也
出版社:トゥーヴァージンズ
本体:1,800円
発売日:3月25日
https://www.amazon.co.jp/dp/4908406499/

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