『ウルトラマンティガ』長野博=ダイゴら集結、30周年イベントの感動を徹底レポ! リアルサウンド連載「From Editors」第105回

ダイゴとティガが感動の対面! 気になる質問にも続々アンサー
そんな最終回に並々ならぬ思い入れがあると、吉本さんは涙ながらに語ります。数年前に難病にかかり、寝たきりの生活を余儀なくされた際、生死の境を彷徨いながらも子供のために生きなければと強く誓ったそうで、その時に励みになったのが、劇中でダイゴがレナに投げかける台詞「人間はみんな自分自身の力で光になれるんだ」でした。「もしかするとこの場にいられなかったかもしれない」と語る吉本さんの切実な言葉に、客席からは大きな拍手が贈られます。一人ひとりの心に宿る“光”を輝かせ、それを世界へ、未来へと繋いでいくのが『ウルトラマンティガ』という物語の真髄。時が経っても、こうしてキャストとファンが顔を合わせることができるのは本当に奇跡のような出来事ですし、同時にそれは『ティガ』がこの世界に存在する意味そのものでもあるのです。

続けて、「輝けるものたちの世界」と題して30年間のティガの活躍を総括した映像が流されたのち、ファンからキャストへの質問コーナーへ。「街でお子様たちから声をかけられたらどう接していましたか?」という質問に、長野さんは「ダイゴだよ〜って手振ってましたね。長野博じゃなかったです」と優しく答えます。しかも放送直後の20th Centuryのライブにウルトラマンティガが登場した際、「客席で子供たち同士が戦い始めちゃった」と微笑ましい思い出まで語られました(MCの潘めぐみさんが子供の頃、そのライブに行っていたというのだから驚きです)。さらに、「レナに恋のアドバイスはありますか?」と聞かれた吉本さんが「ありません。レナはちゃんと結ばれて幸せになってますから」「まっすぐダイゴに想いを伝えられるのがレナのいいところ」と答えていたり、「ムナカタ副隊長の裏設定は?」と聞かれた大滝さんが「ジャズが好きでトランペットが吹けるっていう設定があって、実際にトランペットも練習したんだけど、実際のシーンにはなくて。でも『ウルトラマンダイナ』の『うたかたの空夢』に出た時に、川崎(郷太)監督が『そういえばトランペット練習したよね!?』って(笑)」と語り、まさかの『ダイナ』にまつわる裏話まで明かされたのもすごかったです。高樹さんは「イルマ隊長から見た理想の部下は?」という質問に「みんなです」と答えたのち、長野さんからとある預言めいたことを言われた撮影当時の思い出を神妙に語り始めるも、「もしかすると違う人だったかも(笑)」と自ら訂正する天然ぶり。冷静なイルマの役柄とのギャップに、「ウチの隊長なんとかしてくださいよ〜」という大滝さんのツッコミも炸裂します。GUTSの皆さん、本当に仲良し!

終盤には、放送中の最新作『ウルトラマンテオ』に主演している岩崎さんと、長野さんによる夢のコラボトークも。教員の免許を取りたいという現役大学生の岩崎さんに、長野さんは「やりたいことは何でもやっておいた方がいい」と先輩俳優らしくアドバイス。さらに「実家がめちゃくちゃ近い」「(長野さんの実家である)自転車屋さんに行ったことあります」と意外な地元トークも盛り上がりました。

最後は、最終回の名シーンさながら、客席から“光”を集めてグリッターティガが登場。ついに長野さんとティガの2ショットも実現しました。一人ずつ感謝のスピーチを述べながら、名残惜しくもイベントが締め括られたのですが、最後の長野さんのスピーチが素晴らしくて、またしても泣かされてしまいました。
「昭和のウルトラマンがいないとウルトラマンティガはいなかったわけで。僕もウルトラマン(シリーズ)を観て育った世代なので、すごく偉大で、『大決戦!超ウルトラ8兄弟』で共演させていただいた時は僕自身も本当に嬉しい作品でした。初代ウルトラマンがいて、昭和のウルトラマンたちからバトンをいただいて、こうしてウルトラマンティガがいると思っています。そして何より30年間、光を当て続けてくださいまして、皆さん本当にありがとうございます。これからもウルトラファミリー、そして『ウルトラマンティガ』を育てていっていただけたら嬉しいです」


『ウルトラマンティガ』は一人ひとりが心の光で輝いて、人類全体で強大な困難を乗り越えていく物語でもあります。過去にリスペクトを捧げながら、未来に希望のバトンを繋いでいくということは、争いの絶えない今の世の中に対しても、非常に大切な教訓として響くのです。長野さんが語ったように、ウルトラマンのバトンが続いていく限り、誰もが大切な“心の光”へと立ち返ることができる――そんな世界であり続けられたらいいなと思います。
『ティガ』を生み出してくれた、すべてのキャストとスタッフの皆さんに感謝とエールを贈ります。おめでとう、そして、ありがとう!


























