Ayumu Imazu、「Obsessed」のグローバルヒットと新曲「BANDAGE」を語る 新フェーズへの一歩とは?

Ayumu Imazu、世界ヒット経た今

「BANDAGE」は自分の背中を後押している感覚もある

——そして、新曲「BANDAGE」もリリースされました。ドラマ(『恋をするなら二度目が上等』)のED主題歌ですが、もともとはどのようなプロセスで制作した楽曲なんですか?

Ayumu:「BANDAGE」は絆創膏のことで、歌詞のテーマとしては「絆創膏を剥がすのを遅らせると痛みが増す」というところから「言いたいこと/やりたいことはすぐやろう」というメッセージを込めていて書きました。英語にそういう言い回しがあるんです。たとえば「上司に休暇を申し出たい」という人に対して、「早くBANDAGEを取っちゃえよ!」みたいな感じで使うんですけど、その表現が面白いなと思って。ドラマの楽曲の話をもらった時は、「この曲がちゃんとドラマの世界観に合うかな?」って考えて書き下ろしたんですけど、制作サイドから「これでいきましょう!」と言ってもらえて。そこからフルサイズを作っていきました。

——「思い切ってやりたいことをやろう」というのは、Ayumuさん自身も意識していることなんでしょうか?

Ayumu:それはすごくありますね。「BANDAGE」は自分に向けたエールソングでもあって。「言いたいことを言えない」みたいなこともあるし、自分の背中を後押している感覚もありますね。

——Ayumuさんは、言いたいことを言って、やりたいことをやり続けている印象もありますけどね。

Ayumu:いやいや、そうでしょうか(笑)。遠慮することもあるし、考えすぎちゃうことも多くて。そのことによって気分が下がることも実はあるんです。アメリカにいると自分の意見を持っていないと相手にされないところもあるので、そこは意識しています。それは、英語と日本語の違いもあるかもしれないですね。英語を話している時はストレートに意見を言えるんですけど、日本語だと遠まわしになるというか。どっちがいいということではないんですけどね。

——「BANDAGE」のアレンジには、今井了介さんとYoshiさんが参加。厚みのあるグルーヴがかっこいいですし、ベースラインも素晴らしいですね。

Ayumu:この曲では「もうちょっと厚みがほしい」とリクエストをしました。ベースはロサンゼルス在住のベーシスト Taiki Tsuyamaさんです。生のベースを入れたい時はいつもTaikiさんにお願いしているんですけど、ある程度のラインを決めつつ、遊びも入れてくれて。今回もすごくかっこいいベースを弾いていただきました。

——ボーカルに関してはどうですか?

Ayumu:自分でも面白いなと思うんですけど、「Obsessed」をリリースしていなかったら「BANDAGE」のキーをもっと上げていたと思います。これまでのシングルは、高い音が(自分の声で)しっかり出るキーに設定していたのですが、「Obsessed」はもっと楽に歌える音域になっているんです。そういう曲をたくさんの人に聴いてもらえたことで、「無理にキーを上げなくてもちゃんとグルーヴは出るし、曲のよさは伝わる」と感じましたし、「BANDAGE」もそこまで上げなくてもいいんじゃないかな、って。実際レコーディングでもかなり楽に歌っていて。それこそ自分の家で歌ってるような感覚でレコーディングしました。リズム自体は結構速いんですけど、ちょっと落ち着いた雰囲気も出ているんじゃないかなと思います。

——なるほど。J-POPは今もキーが高い曲が多いですけど、「BANDAGE」は中域の気持ちよさがしっかり出ていて。

Ayumu:カラオケ文化もありますからね。カラオケで歌いたくなる曲が求められているというか、サビの音域が高いとチャレンジ感もあるじゃないですか。ただ、自分は「カラオケで歌ってほしい!」と思って曲を作ったことがなくて(笑)。この曲はハモやコーラスをかなり入れていますし、そもそもひとりじゃ歌うことが難しいと思うんです。

——それよりも、聴いていて気持ちいい感覚とかグルーヴのよさを重視しているのかも。フロウ、言葉の響きも意識してますよね?

Ayumu:響きはすごく考えていますね。いつもメロディを作りながら言葉を適当に並べていくんですけど、その時の口の形をなるべく崩さず、母音の響きも考えながら言葉を選んでいるので。バラードでも母音を意識しているし、意味よりも言葉の響きを重視する部分はあります。アメリカのポップスの場合、ライムがすごく大事で。歌詞の内容を読むと大したことなかったりするんだけど、ライムがよければ気持ちよく聴ける。そういう音楽が好きなので、影響を受けているのかもしれないですね。

——ちなみに日本語の歌詞で好きなものは?

Ayumu:高校生の時にRADWIMPSさんをすごく聴いていました。ずっと聴いているなかで歌詞の美しさ、大切さをすごく学びました。

——へえ。「BANDAGE」のMVはどうなりそうですか?

Ayumu:MVは現在スタッフとも相談中です。ダンスの振り付けは完成していて、なかなかのカロリーになっています(笑)。あとリップシンクの映像を韓国で実は撮ってきたんです。

——韓国に行ったのは、プロモーションが目的だったそうですね。

Ayumu:はい。韓国は2回目だったんですけど、やっぱり「Obsessed」がかなり聴かれているみたいで。取材を受けたり、韓国のアーティストやグループとTikTokでダンスコラボしたり、パフォーマンスも行いました。すごく楽しかったので、またすぐにでも行きたいです(笑)。雑誌の撮影も印象に残っています。写真のクオリティがすごく高くて、韓国のクリエイティブに驚きも感じました。韓国のフェス(『2024 LOVESOME FESTIVAL』)に出ることも決まったので、すごく楽しみです。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる