2024.04.17 12:00

Ayumu Imazu、「Obsessed」のグローバルヒットと新曲「BANDAGE」を語る　新フェーズへの一歩とは？

文・取材＝森朋之、写真＝伊藤惇

気持ちを押し殺して、自分に厳しくするのは違う

——4月には東名阪ツアー『EYE TO EYE』が開催されます（取材は3月末に実施）。初のホールツアーですね。

Ayumu：会場が徐々に大きくなっているし、「Obsessed」と「BANDAGE」を初披露できる機会なので、自分としてもすごく楽しみです。ツアー自体も久しぶりですし、ファンのみなさんに直接会えるのも嬉しいです。前回のツアーのタイトルは『RUN4U』だったんですけど、その名の通り、走り抜けていくような勢いがあったなと思っていて。今回はしっかり目を見て、思いを届ける、楽曲を届けることを大事にしたいな、と。去年から今年にかけて自分を見つめ直す時間もありました。

——どんなことを考えていたんですか？

Ayumu：自分のことを客観的に捉えることもそうだし、自分自身が今どういうふうに感じているのかもあらためて見つめ直して。「Obsessed」が伸びたことで新たに気づけたこともあったし、少しずつ音楽との向き合い方も変わってきた期間でした。たぶん今後の楽曲制作にも影響してくるだろうし、2年後くらいに思い返した時に「あの時は変化してたな」と思うんじゃないかなと。

——「Obsessed」、「BANDAGE」を経て、新たなフェーズに入っていく時期なんでしょうね。

Ayumu：そうかもしれないですね。もちろん数字が伸びていることはポジティブに捉えていて。その気持ちを押し殺して、自分に厳しくするのは違うなと思っているんです。シンプルに嬉しいし、そのことは素直に喜びながら次に進んでいきたい。「Obsessed」をリリースするまでは、実は「伸びなかったらどうしよう」という不安のほうが勝っていたのですが、悩む時間はなくてもよかったと振り返っています。

——制作中に煮詰まった時はどうしているんですか？

Ayumu：曲を作るのに疲れたらギターの練習をしてみたり、ベースを触ってみたり。楽器はもともと好きですし、使う脳をちょっと変えながらやってますね。あとはライブに行ったりもしてます。ラッパーのYoshiもライブをよく見に行きますし、そこで刺激を受けることも沢山あります。

——今の制作は続いてるんですか？

Ayumu：作っています。トレンドもあるし、また「Obsessed」みたいな曲を作るのも違う気がするし、悩んでいます（笑）。英語詞が多めの曲だったり、いろいろな方法を試そうかなって。狙いすぎてもよくないし、結局は自分がいいなと思うものを作っていくのが原点です。

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