Aぇ! group 末澤誠也、浜中文一から寄せられる信頼 グループ結成前から続く深い関係性

 12月9日放送の『らじらー!サタデー』(NHKラジオ第1)にAぇ! groupの末澤誠也が約1年ぶりに登場した。東京のスタジオから放送に参加するのは初登場から4年目にして初めてだ。同番組のMCを務めたのは末澤と長く交流のある浜中文一と末澤と共演経験のあるますだおかだ・岡田圭右。関西の後輩を迎えてトークを繰り広げる『らじらー!サタデー』の9時台でMCを2019年4月から務めている浜中は、2023年12月31日で事務所を退所し来年からはフリーで活動するのに伴い、番組も卒業。残りわずかの放送で久しぶりに共演を果たしたトークとともに、ふたりの関係性を深堀りしたい。

 浜中は1987年生まれで事務所への入所は1999年、末澤は1994年生まれで入所は2009年と年齢にもアイドル歴にも差がありながらも、末澤のグループ所属前から交流のあるふたり。ラジオの冒頭では浜中がドラムロールとともに「今宵は出演4年目にしてついにスタジオ初登場です!」と過剰なほどに盛り上げ、末澤は「出にくい出にくい!」とツッコミを入れながらも「末澤誠也がスタジオに来たぞー!」と声を上げた。末澤の出演は昨年の12月17日以来のことであり、スタジオも華々しく飾りつけられていたようだ。

 オープニングトークで岡田から浜中との関係を聞かれると、末澤は「文一くんは僕が本当に尊敬している先輩で、一番信頼してる先輩のひとりでもあるので、付き合いも長いですし……。でも言えないのが多いですね、それくらいガチなことで支えてもらったことが多すぎて」と真剣に答える。末澤は現在、Aぇ! groupのみならずジュニア全体で見ても最年長。長い芸歴を持つメンバーだ。そんな末澤の後輩としての一面が見られる貴重な時間であることが窺えた。

 放送内、「文一・誠也の何、話す?」のコーナーではふたりに話してほしいことをリスナーから募ってトークを進めた。末澤が浜中の前では涙を流すことも多いことに関して聞いたお便りでは、2015年にふたりが共演したミュージカル『ドッグファイト』のエピソードが飛び出した。末澤にとっては初めての事務所外での舞台であり、苦戦しながらも無事千秋楽を迎えた後、舞台袖で浜中が「よく頑張ったな」と抱き締めたという。末澤はこれに対して「文一くんが泣かせにきたようなものですからね、そりゃ泣くじゃないですか」と当時を思い出すように語る。

  二年後の同作再演にも変わらず出演し、またその二年後の2019年にはファンタジー作品を舞台化した『スケリグ』でもともに舞台に立った。そして同年末に末澤はリーディングシアター『キオスク』で舞台初単独主演を務める。ラジオ内で「文一くんのおかげでお芝居も好きになったんで」と語った末澤の様々な舞台経験は浜中との出会いに支えられているのだろう。

 “クリスマスプレゼントを交換するなら?”というお便りには浜中が「温泉」と答え末澤が即座に「ニホンザルやないかい!」とツッコむ場面も。浜中が末澤を“ニホンザル”とイジるネタは長年ふたりの間で続いておりラジオ内でも冒頭から登場していたものだ。浜中は「わからなかったらそのままで温泉旅行あげようと思ってたんですけど、わかってくれた!」と嬉しそうに話し、ふたりの息の合ったボケとツッコミから仲の良さが伝わった。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる