BE:FIRST、The Jackson 5やマイケル・ジャクソンから受け継ぐ精神性 リスペクト溢れる表現から紐解くグループの源流
6月12日、マイケル・ジャクソンの少年時代から世界的エンターテイナーへと駆け上がる軌跡を描いた映画『Michael/マイケル』が公開された。さらに、同日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)では「マイケル・ジャクソン名曲カバーメドレー」も放送。そして、6月14日に行われるマイケル・ジャクソンの妹であるジャネット・ジャクソンの来日公演『JANET JACKSON JAPAN 2026』では、BE:FIRSTがスペシャルステージコラボレーションを披露する。そんな今だからこそ振り返りたいのが、BE:FIRSTがマイケル・ジャクソンへ注ぐ眼差しだ。
BE:FIRSTとマイケル・ジャクソンのつながりと言えば、The Jackson 5の名曲「I Want You Back」だろう。BE:FIRSTは、2025年10月にリリースしたベストアルバムで「I Want You Back」をカバー。そのアレンジを手掛けたSKY-HIとSunnyによる対談動画の中で、SKY-HIの口からSOTAが、The Jackson 5、「I Want You Back」、マイケル・ジャクソンをきっかけに、音楽やダンスにハマったことが語られた。また、RYUHEIもFolderがカバーした「I Want You Back」を幼少期にカバーしていたそう。二人は年齢も育った環境も異なるが、結果として同じ楽曲にたどり着いていたことになる。同じ作品に心を動かされたという事実からは、彼らの感性に通じる部分があることが見えてくるとともに、BE:FIRSTのルーツをたどると源流にはThe Jackson 5とマイケル・ジャクソンの存在があることがわかる。
そして、その影響は過去の思い出だけではなく、現在のBE:FIRSTの作品にも息づいている。たとえばSOTAのソロ曲「Chill with you 〜One of the BE:ST-04 SOTA〜」には〈味のないビート/救ってくれたジャクソンズ=ヒーロー〉という歌詞が彼の原体験として刻み込まれているのだ。The Jackson 5やマイケルとの出会いが、SOTAにとってどれほど大きな意味を持っていたのかは一目瞭然だ。
SKY-HIは「I Want You Back」をカバーした理由について、「音楽という長い歴史の中で、さまざまなカルチャーの中で生まれているボーイバンドとして、The Jackson 5やマイケル・ジャクソンにリスペクトを示すのが正しいのではないか」と説明していた。つまり、単なる名曲カバーではなく、BE:FIRSTというグループが自らの源流を公言した瞬間だったと言えるだろう。SOTA個人の原体験にとどまらず、The Jackson 5やマイケルから受け取ったものをグループ全体のアイデンティティとして提示したのだ。
そして、そのリスペクトはダンスにも表れている。ベストアルバム発売前には、メンバーたちがThe Jackson 5やマイケル・ジャクソンの楽曲で踊る動画をTikTokに投稿。RYUHEIとJUNONは「Beat It」で原曲への敬意が伝わるパフォーマンスを披露し、RYUHEIは「Smooth Criminal」で高い身体能力と表現力を見せた。MANATOとSHUNTOはリミックス音源を用いて自分たちなりの解釈を表現し、SOTAとLEOは「Blame It on the Boogie」で楽曲の持つ楽しさやグルーヴを体現していた。興味深いのは、どの動画も単なるコピーにはなっていないこと。憧れを真似るのではなく、彼の表現を土台として自分たちなりのパフォーマンスへ昇華しているのだ。
@befirst_official just beat it 👊 #dance #beatit #michaeljackson #BEFIRST ♬ Beat It - Michael Jackson
@befirst_official too smooth 🔥 DC: @LSU TIGER GIRLS #smoothcriminal #michaeljackson #lsutigergirlschallenge #BEFIRST #RYUHEI ♬ LSU SMOOTH CRIMINAL EDIT - tribe99official
@befirst_official wanna be bad? DC: @dezirealopez @Vik White #dance #michaeljackson #BEFIRST #MANATO #SHUNTO ♬ 오리지널 사운드 - Rude V 루드비
SOTAの原点、RYUHEIの幼少期の記憶、「Chill with you 〜One of the BE:ST-04 SOTA〜」に刻まれた感謝、「I Want You Back」のカバー、そしてTikTokでのダンス。こうして振り返ると、BE:FIRSTとThe Jackson 5、マイケル・ジャクソンのつながりは決して一過性のものではないことがわかる。その音楽や精神は、今もBE:FIRSTの表現の中で生き続けているのだろう。だからこそ、6月14日のジャネット・ジャクソンとの共演は、それぞれの原点から積み重ねてきた歩みの先にあった、必然のステージと言えるのではないだろうか。彼らが大きな舞台でどんなパフォーマンスを見せるのか、期待が募る。

























