22/7(ナナブンノニジュウニ)、『旅人算』を通じて見据える未来 後輩メンバーの大きな成長も
「世界の矛盾」はグループが持っている基盤のようなもの
――もう一つの新曲「世界の矛盾」についてはいかがでしょう?
麻丘:振り付けも相まって、自分の気持ちをぶつけられる曲だなと思います。何かを壊したりぶつけたりするような振り付けなんですけど、振りと曲が一緒になった時に、ようやく完成する曲だと思いました。
椎名:私はこの曲が本当に好きすぎて。一音目から好きだし、イントロとアウトロがほぼない感じもすごく格好いいですし。何より、サビのメロディとしての進行と間奏がもう、本当に好きで、一日中聴いていても飽きないぐらいなんです。……けど、振り入れ初日は、難しくて泣くかと思いました(笑)。みんなで三つ編みのような動きを作る場面では、誰かが転んだら全員が転んでしまうような振りですし、全員で手を繋いでチェーンの振りをする場面や、フォーメーションがサビの中でどんどん変わっていったり、移動も多いんです。フォーメーションの動きを全体的に見てもらいたいですね。
麻丘:難しいことだとは思うんですけど、ダンスプラクティスのビデオを作りたいです!
椎名:ね、フォーメーションが見えるダンスプラクティスのビデオを作りたい! アニバーサリーライブ前の振り入れは、みんな時間も少ない中で頑張っていて。難しい振りがもう一個出てきたら泣いてたかもっていうくらい大変ではあるんですけど、披露したい気持ちとダンスが難しくて大変っていう気持ちを天秤にかけても、披露したい気持ちがやっぱり勝ちますし、もっと頑張ろうって思いました。
西條:対照的な新曲2曲のうち、グループが持っている基盤というか、ナナニジの「もと」みたいなものが「世界の矛盾」なのかなと思っていて。今回のダンスは、1stシングルのカップリングを振り付けをしていただいた方に、久しぶりに担当していただいたんです。もともと、ナナニジはメッセージ性が強い曲が多いこともあって、当時は「どこで手を挙げるか、曲げるか」ということよりも、ニュアンスで教えていただくことが多かったんです。例えば〈敵じゃない 味方だよ〉という歌詞なら、「その歌詞の内容を表現して」という教わり方だったり。極端に言えば、全員の手が一斉に同じ角度を向いているかよりも、全員が気持ちを込めて手を出しているかどうかが大事、というような伝え方でした。ナナニジといえばこういう感じだったなと、懐かしく思いました。
――2023年、メンバーの方々がグループから旅立ったり、後輩メンバーだけでの定期公演があったりと動きも多かったと思います。今年を振り返りつつ、来年以降に目指すものを教えてください。
麻丘:短くまとめると、「強くなれた一年」でしたね。ライブパフォーマンスをするたびに、数回のライブでこんなに人って変われるんだと思うくらい、歌やダンス、表現力が上がっている感覚があって。成長を自分で実感できることってすごく嬉しいですし、苦しいことを乗り越えて、気持ち的にも強くなれた1年だったと思います。グループとしては、アニバーサリーライブでも言った通り、大きな目標(東京ドーム)ができました。めちゃめちゃ大きな目標なので、すぐに叶えられるものではないですけど、来年が終わった頃には絶対、グループとして成長できたねって言えるような位置に立っているために、2024年も頑張りたいと思ってます。
――麻丘さん個人のお仕事として、『めざましテレビ』の「イマドキ」コーナーへの出演も認知度を広げるものになりますね。
麻丘:『めざましテレビ』は個人としての側面が強いお仕事ではあるんですけど、そこからナナニジを知ってもらうことも結構あって、“「イマドキ」から知りました”とファンレターに書いてくださる方もいるので、自分を通してちょっとずつナナニジを知ってもらえるように頑張っていきたいですね。
――椎名さんは今年をどのように振り返りますか?
椎名:今年が始まってすぐに後輩メンバーのみの定期公演が始まって、今までのライブでどれだけ先輩に頼っていたかを実感しましたし、その分挑戦をして失敗から学ぶこともすごく多かったです。ツアーを並行しながらの定期公演ではみんな頭がこんがらがっていたんですけど、そのおかげで立ち位置や振りを覚えるのも早くなりました。そんな中で、別れもあって。つらくて悲しいし、今も寂しいと思うことはあります。それでも、みんなが応援してくれてるから頑張らないといけないなって、気持ちを高めていける一年だったと思います。大きな目標を掲げさせてもらったきっかけも、今年かなえさんが卒業された時の言葉でした。たくさんの人から、ナナニジのライブに行きたい、この人の歌やダンスを生で見てみたいと思ってもらえるように、進化というか一歩を踏み出せるような一年に来年はしていきたいなって思っていますね。個人的には、ナナニジの活動にも慣れてきた中で、今年のアニバーサリーライブみたいに、今までやったことがないものに積極的に挑戦する年にしたいと思います。
――先輩メンバーの立場からは、どんな一年でしたか?
西條:今年はいろんなことに挑戦していて、「よーい、どん」でいうところの「よーい」みたいな時間だった気がしています。特に後輩メンバーは定期公演を頑張っていて。私が一度、定期公演の練習を見に行きたいですと言ったことがあるんですけど、スタッフさんから「後輩メンバーが自分たちで頑張らなきゃいけないから、本当にちょっと見るだけにして」と言われたぐらい(笑)、自分たちの力だけで頑張っていました。メンバー全員でのライブでも試行錯誤をした今年だったので、それを踏まえて来年は何かスタートを切れるんじゃないかなと思います。個人的には、後輩が入ってからも私生活では頼りっぱなしだったり、あまり先輩らしくないって言われていて(笑)。私は先輩として先陣を切るタイプではないんですけど、見守ることはできると思うんです。後輩のみんなが何も心配なく、やりたいことをのびのびできるように、後ろから見守って支えられるような先輩になれたらと思っています。
■リリース情報
2nd Album『旅人算』
2023年11月22日(水)発売
▼「旅人算」とは
旅人たちがその歩みの中で、お互いに出会うまでの時間や道のりなどを求める計算式。
歩く速度は人それぞれだけど、“22/7”という旅の中で、先輩や後輩、これまでのメンバーそれぞれが、出逢ってきた瞬間に生まれた楽曲たちを、ひとつにまとめた作品となっています。
▼形態数(全4形態)
①完全生産限定盤A/SRCL-12630~33/11,000円(税込)
初回生産限定盤Aの購入はこちら:https://227.lnk.to/JBhOXY
・CD
・2BD
・ライブフォトブック
・トレカ(完全盤Aトレカ全12種からランダム1枚封入)
・三方背BOX
<Blu-ray>
Disc1:「ナナニジスプリングパレード2023」昼公演@Zepp DiverCity(TOKYO)(2023.4.9)
Disc2:「ナナニジスプリングパレード2023」夜公演@Zepp DiverCity(TOKYO)(2023.4.9)
<CD>
01.君とどれくらい会わずにいられるか?(新曲)
02.謎の力
03.神様だって決められない
04.Just here and now
05.覚醒
06.打ち上げ花火の拒否権
07.あやふやな世界観
08.命の続き
09.僕は今夜、出て行く
10.いつの間にSunrise
11.世界の矛盾(新曲)
12.曇り空の向こうは晴れている
※CD収録内容は全形態共通
②完全生産限定盤B/SRCL-12634~37/11,000円(税込)
初回生産限定盤Bの購入はこちら:https://227.lnk.to/HyMvGH
・CD
・2BD
・ライブフォトブック
・トレカ(完全盤Bトレカ全12種からランダム1枚封入)
・三方背BOX
<Blu-ray>
Disc1:「ナナニジ夏祭り2023」昼公演@Zepp Haneda(TOKYO)(2023.7.22)
Disc2:「ナナニジ夏祭り2023」夜公演@Zepp Haneda(TOKYO)(2023.7.22)
③完全生産限定盤C/SRCL-12638~41/11,000円(税込)
初回生産限定盤Cの購入はこちら:https://227.lnk.to/839idV
・CD
・2BD
・ライブフォトブック
・トレカ(完全盤Cトレカ全12種からランダム1枚封入)
・三方背BOX
<Blu-ray>
Disc1:「宮瀬玲奈 卒業コンサート」@Zepp DiverCity(TOKYO)(2023.5.25)
Disc2:Making of "ナナニジスプリングパレード2023 & 宮瀬玲奈 卒業コンサート & ナナニジ夏祭り2023"
④通常盤 /SRCL-12642 / 2,500円(税込)
通常盤の購入はこちら:https://227.lnk.to/4X8lVk
・CD only