平野紫耀&神宮寺勇太、北山宏光らも新曲リリース続くか? 三宅健とIMP.が拡張し、確立されつつある“TOBEの音楽”を考える
三宅がシンガーソングライターのSIRUPと組んでシングルリリースするというニュースを聞いた時、個人的には驚きはなかった。なぜなら、三宅はかねてより“ダンス”にフォーカスしていたからだ。それは身体的パフォーマンスとしての“ダンス”ではなく、音楽としての“ダンス”である。彼のソロアルバム『NEWWW』に収録されている「Destination」は、80KIDZとYonYonを招いて最高の4つ打ちを鳴らしているし、「PULSE」はTENDREをプロデューサーとして起用してファンキーな内容を実現した。
で、今回はSIRUP。明らかに一貫している。9月25日、山崎怜奈がパーソナリティを務めるラジオ番組『山崎怜奈の誰かに話したかったこと。』(TOKYO FM)にゲスト出演した際、三宅はSIRUPについて「以前から好きなアーティスト」だと語った。SIRUPが今の名義になる前の「KYOtaro」時代から、彼の音楽を聴いていたという。主体的にリファレンスとなる楽曲を共有し、三宅からもどんどんアイデアを提案していったそうだ。
「Ready To Dance」という改まったタイトルには、さまざまな意味が込められているように感じられる。“TOBEの三宅健”として新たなスタートを切ること、これまでの世界観をさらに拡張させること、あるいは他のアーティストを巻き込むこと。後ろのふたつは、いずれも彼が“ダンス”において実践してきたことであり、これからも大いに期待される部分だろう。これまでと異なるのは、やはり“TOBEの三宅健”である点だ。YouTubeにおいては彼の個人チャンネルも開設され、ますます主体的に動けるようになった。これまで以上に、我々が三宅を身近に感じられ、その作家性に触れる機会が増えるかもしれない。個人的にも、それを心待ちにしている。
TOBEが音楽事務所として本格始動してから、まだ2カ月も経っていない。にも関わらず、この充実度。このあと平野紫耀と神宮寺勇太、さらには北山宏光が控えている可能性を考えると、期待値は天井知らずで跳ね上がってしまう。エンターテインメントにおいて一度よい作品を作るとその後のハードルは上がり続ける一方だが、彼らならばたやすく乗り越えられるだろう。
なにせ、これまでずっと、そうだったのだから。
※1:https://tobe-official.jp/news/106
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