銀行員からありのままの言葉を届けるシンガーへ 葛籠貫理紗、「17LIVE」で深めた“憂いを帯びた歌声への自信”

葛籠貫理紗、憂いを帯びた歌への自信

「想い人」は失恋ソングというより“大切な人を思い出せる曲”

ーー配信中に忌憚ない意見が飛んできたりしませんか?

葛籠貫:ありますね。歌に関してもそうですし、配信でもそういうコメントは多いです。最初はその一つひとつに数日間ぐらい傷ついたりしてたんですけど、今ではもう慣れて、むしろこっちから「そういうことを言うのはよくないよ」って言い返せるようになりました。

ーー逆にアドバイスをもらうこともあったり?

葛籠貫:あります。最近では17LIVEで開催されている「カラオケグランプリ」みたいな大会があって、その曲選びにリスナーさんの意見を聞いたりしました。アニソン縛りで何を歌えばいいかわからなかった時は、配信で20曲くらい歌ってみて、リスナーさんから意見を募ったこともありました。あとは新曲を作る時に、どういう方向性の楽曲にするかも配信で話すことがあります。3月にリリースした「翼」という曲があるんですけど、自分の中に特にアイデアがなかったので、「今はこの時期だからこういう歌がいいんじゃない」というコメントをもらったことで、自分にとって初めての卒業ソングができました。

ーー楽曲制作にもリスナーの意見が取り入れられているんですね。

葛籠貫:音楽についてはサプライズじゃないですけど、以前は何も匂わせずに突然発表したいと思ってたんです。でも、今ではそういうことも相談してやるようになりましたし、動画投稿も「この時間に投稿した方がバズりやすいよ」ってリスナーさんに教えてもらいながら、配信中にタイミングを見計らいながら投稿したりしてます。

ーーリスナーと一緒に活動してる面もあるんですね。葛籠貫さんにとって17LIVEはどんな場所になってますか?

葛籠貫:自分にとってもリスナーの皆さんにとっても生活の一部になってると思います。お風呂の後に配信を観てくれたり、私の配信を観るために一日仕事を頑張ったと言ってくれたりしますし、自分もそうなってます。「今日はこんな面白いことがあったよ」とか配信で言いたくなったり、みんなと集まれるちょっとした居場所になってます。

ーーリスナーと良い関係性が築けてるんですね。では新曲「想い人」についてお聞きしますが、この曲にはどんな思いを込めましたか?

葛籠貫:この曲を聴いて、あらためて大切な人を思い出すきっかけになったり、逆に今いる大事な人をより大切にしようと思ってもらえたらいいなと思います。ただ泣ける失恋ソングというより、大事な家族や誰か大切な人を思い出してほしくて。MVを初めて撮ったんですけど、撮影の時も別れた恋人とかではなくて、私がすごく大好きだった今はいない祖父を思い浮かべました。そうやって、いなくなっちゃったけど大事だった人を思い出すきっかけになってほしいなと思います。

ーー曲作りはどのように進めていったんですか?

葛籠貫:自分のなりたいアーティスト像を作家さん(作詞・作曲・編曲のYuya Fujinaka)にお伝えして、リファレンスとして私が大好きなFlowerの曲をたくさん出して、「こういう世界観の曲を作りたい」とお伝えしました。

ーーボーカル面で意識したことはありますか?

葛籠貫:Bメロの最後の〈想っています〉の部分は、もともと張り上げる感じではなく囁くように歌っていたんですけど、「想い人」というタイトルでもあるので、「想ってるよ」っていうのを聴き手に伝えるために地声で感情を出せるようにしようっていうのを作家さんからディレクションしていただきました。もちろんその後のサビに繋がるようにするためでもあるんですけど、そこはちゃんと歌詞の意味を重視して、伝わるように心掛けています。

ーー確かにそれがあることでサビに向けての盛り上がりが強まってますよね。歌ってて一番気持ちが乗るフレーズはどこですか?

葛籠貫:サビはやっぱり盛り上がるし感情が乗ります。自分が体験したことのない歌詞でも、泣きそうなほど歌詞の世界に入り込みながら歌うのが自分の特徴で、自分では“主人公モード”って呼んでるんですけど、そういう歌い方を心掛けてます。

葛籠貫理紗「想い人」Official Music Video 【4K】

ビルボード横浜や横浜アリーナへの夢も

ーーあらためてこの「想い人」というのは、葛籠貫さんにとってどんな曲になりましたか?

葛籠貫:昔からオーディションや番組に出た時に、私の歌は「個性がない」とか「歌い方が優等生すぎる」と言われ続けてきて、それが悩みでした。でも、イチナナでライブ配信を始めてから「自分の歌は個性がなくて、それが悩みなんだ」って言うと、リスナーさんに「その憂いを帯びた声と切ない曲が合ってるし、聴いてると自然と涙してしまうよ」って言ってもらえて。それを聞いてやっと自分の個性を見つけられた気がしたんです。なので、自分の歌声を活かした切ない楽曲や、悲しい成分が多い歌声をうまく発揮できるような作品を作りたくて、それができた曲になったと思います。

ーー配信を通じて発見できた自分の個性がうまく形になったと。

葛籠貫:今までいろんな曲を歌ってきましたけど、「葛籠貫理紗ってどういうアーティストですか」と聞かれたらこの曲をお聴かせしたい。そういう私の名刺代わりの作品になったかなと思います。

ーー将来的にはどんな歌手になりたいですか?

葛籠貫:今TikTokなどでバズる曲とかもありますけど、私は自分のスタイルを貫いて、歌詞を一つひとつ届けられるようなシンガーになりたいです。歌声を聴いただけでこの人だってわかってもらえたりとか、「泣けるバラードと言えばこの人だよね」というアーティスト像を作り上げていきたい。探り探りではありますけど、そういう世界観を確立して、生で歌を聴きたいと思ってもらえる人になりたいですね。

ーーそれでは今後の目標を教えてください。

葛籠貫:今年の1月に、ワンマンライブ(『Risa Tsuzuranuki the first one man live 2023』)でオンラインを含めて100人くらいのお客さんが観てくださったので、まずはそれを超える規模のライブを開催して、着実に来てくれるお客さんを増やしていきたいです。そして、3月にイチナナのライバーの方々とビルボード横浜でライブをしたんですけど、横浜出身ということもあって、すごく好きで憧れのステージだったので、今度はそこでワンマンライブができるようになりたいなっていうのが今の目標です。

ーー葛籠貫さんのスタイルならビルボードの会場の雰囲気にとても合いそうです。

葛籠貫:本当ですか、ありがとうございます。憧れの鷲尾さんも以前ビルボード横浜でライブをしてて、その時に歌を聴きながら「自分もこの席を全部、自分のファンの人で埋めたい」と思ったんです。皆さんの応援のおかげで、その数カ月後に自分も(イチナナのイベントで)同じステージに立つことができたので、いつかはワンマンライブをしたいなって思います。あとは横浜が好きでずっと横浜にいるので、大好きな横浜アリーナとか、もっと大きなところを埋められるアーティストになりたいですね。

葛籠貫理紗 17LIVE アカウント

■リリース情報
『17LIVE presents MUSIC COMPILATION ALBUM』
2023年6月21日(水)リリース
価格:¥2,000(税込)
※タワーレコード渋谷店、タワーオンライン、Amazon 限定商品

01. 想い人 / 葛籠貫理紗
02. 絶望と希望の狭間で / しげのゆうこ
03. Open mind / ひとみING
04. サヨナラDarling / 小町
05. プラットフォーム / AOI
06. 私になる / kiyuka
07. The Way / ALLIE TH3Way
08. 願い / みゃーも
09. 淡く白い光り / marimani
10. Filter / 鈴木龍二 (fr.S.Dragon-Er)

■アプリ概要
“人と人のつながりを豊かにすること。”をミッションに掲げる『17LIVE(イチナナ)』は、世界で5,000万以上のユーザーを有する日本最大級のライブ配信プラットフォーム(2023年2月時点)。ひとつの空のもと、七つの大陸を舞台に、ライバー(配信者)とリスナー(視聴者)が「今この瞬間」を共有し、リアルタイムで喜びや感動を分かち合える世界を目指している。

『17LIVE(イチナナ)』公式HP

■関連リンク
アプリダウンロード:https://17apps.onelink.me/i7CY/17LivePR
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