ちかMartin×紅咲るう、リアルとバーチャルの垣根を超えたライバー対談 「17LIVE」でリスナーと共有したい温かな空間

ちかMartin×紅咲るう ライバー対談

 6月23日に池袋の未来型ライブ劇場 harevutaiにて、バーチャルとリアルが融合した未来型ライブイベント『MIRAI STAGE〜Virtual×Real MUSIC LIVE in “harevutai”〜』が開催される。出演するのは、今年4月に日本最大級のライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」内で開催されたオンラインイベントを勝ち抜いた、Vライバーとリアルライバーそれぞれ上位5名の計10名。

 今回リアルサウンドでは、このオンラインイベントで見事1位に輝いたリアルライバーの「ちかMartin」と、Vライバーの「紅咲るう」の対談をセッティング。自身もライバーを応援する側として配信を楽しみつつ、ライバーとしても人気を誇るちかと、バーチャル戦国時代を天下統一するべく立ち上がった紅咲。ある意味で対照的とも言える2人に、17LIVEの魅力やライバーとしての目標、そしてライブに向けた意気込みを聞いた。(荻原梓)

「私の配信が、癒しや心の拠り所になってくれたら嬉しい」(ちか)

ーーまずは簡単な自己紹介からお願いします。

ちかMartin(以下、ちか):ちかMartinという名前でライバーをやらせてもらってます。私はもともとリスナーから始めて、ライバーになってからは2年半。ずっと雑談ライバーをやってきたので、歌を始めてから長いわけではないんです。今年から歌配信をメインでイベントに出させていただく機会があって、上位には入れなかったんですけど、何度かトライしてやっと今回のイベント『MIRAI STAGE』で1位になることができました。Vライバーさんとのコラボということで楽しみにしています。

紅咲るう(以下、紅咲):バーチャル戦国時代から来た紅咲るうといいます。17LIVEでは仲間の剣士を増やすために活動しています。よろしくお願いします。

ーーちかさんがライブ配信を始めたきっかけは何ですか?

ちか:リスナーとして参加できる裏イベントがあって、それに参加するようになったのがきっかけです。毎日配信をつける楽しい日々が続いて「今日は何やろう、明日は何やろう」って配信でやることを考えるのが楽しくなってきて。自分を観てもらうのが好きなんだということを感じ始めました。

ーー応援する側の気持ちを他のライバーより理解できるのかもしれませんね。

ちか:むしろそっちの気持ちの方が大きいというか。今もたくさんの方の配信に応援に行ったりしていますし、自分でも何時間も配信をしつつ、応援する方も好きでやってます。

ーー紅咲さんのきっかけは何だったんでしょうか?

紅咲:バーチャルの配信世界で紅咲の軍に入ってくれる仲間を集めて、バーチャル戦国時代で天下統一をするために始めました。

ーー天下統一ですか。

紅咲:はい(笑)。Vライバーって今すごく増えていて、私と同じような戦国ライバーさんもたくさんいるので、その中で1番になるために、より多くの“剣士”を集めたいなと思ってます。

ーー紅咲さんは、ちかさんのように応援する側だったことはあるんですか?

紅咲:リスナー経験はまったくゼロで、自分の野望を叶えるためにライブ配信の世界に来たという感じです。

ーー対照的な2人という感じがしてきました(笑)。では、それぞれ配信で心がけていることを教えてください。

ちか:私の場合は顔出しをしているので、まずは身だしなみ、そして笑顔でいることですね。あとはリスナーさん目線でいること。リスナーさんが傷つくのが一番嫌だと思っていて、リスナーさんが過ごしやすい場所を作りたいなと思ってます。自分がリスナーだった時に、悲しい思いをしている人も見てきたので、悲しむ人がいなくなるといいなと思っていて。私の配信が、癒しや心の拠り所になってくれたら嬉しいです。

ーーそこはリスナー目線で一貫してるんですね。

ちか:そうですね。色んな配信を観に行くんですけど、私はリスナーさんたちの気持ちを理解できる近い位置にいると思っていて。そういう部分を見て、私を応援してくれるようになったリスナーさんも多い気がしています。

ーー紅咲さんが心がけていることは何ですか?

紅咲:とにかく明るく、元気に、そしてネガティブな発言をしないということです。毎日配信してるとはいえ、1日の中で数時間しか会えるタイミングがなくて、配信にずっといてくれるリスナーさんもいれば、ちょっとだけ入ってくれる人もいる。なのでとにかく配信中はみなさんがポジティブになれるように明るい配信を心がけています。

「リスナーさんとの距離の近さを感じられるのがいい」(紅咲)

ーー今回のイベントで1位になった率直な感想をお願いします。

ちか:当初は5位以内が目標で、ずっとギリギリを彷徨っていて……まさか1位ということは考えていなかったんです。本当に最後の何秒かっていうところで1位になったので、最初はびっくりして腰が抜けそうになりました。みんなにとってもまさかの結果だったと思います。でもその後に、イベントを成功させるためにこれからどういう風にやっていこうか、っていうことで頭がぐるぐるして。今回のイベントでライバーを卒業される方が2人いたと思うんですけど、その方たちの配信にお邪魔した時に、いろんな思いや志も聞いてたので、その重みを感じました。

紅咲:私もちかさんと同じで驚きが強くて。やっぱり順位戦だと最後の1分で変わってくるんです。0時にイベントが始まっても23時まで動きがないことも多くて。残り10分とか3分くらいで順位ががらりと変わってくるんです。残り1分はどの枠も全力なので、自分たちがどうなっているかわからない中で、まさか私が1位とはと驚きでポカーンとしてました。配信中は明るくやってたんですけど、配信を切った後は、もう虚無というか(笑)。

ーー燃え尽き症候群的な?

紅咲:そうですね、イベント中の1週間は寝ている間に順位がどうなってるかという恐怖もあって、びっくりするくらい食べられない、眠れない日が続いてました。私にとってはそれくらい大きいイベントだったので、リスナーさんの応援を無駄にできないなと思っていました。最後はやっと終わったっていう安心感が強かったです。

ーーイベント期間中はどんなことが印象に残りましたか?

ちか:新しい仲間が増えたっていうことと、こうやってイベントに出ることで、今まで応援してくれたリスナーさんの応援する思いが強くなってくれたのが印象的でした。もともと私はリスナーさんと連絡を取るタイプではなかったんですけど、今回は頑張りたいという気持ちがメラメラ燃えていたので、直接リスナーさんに自分の気持ちを伝えたんです。そうやって地道に一歩一歩やっていったことで、たくさんの繋がりができたイベントだったと思います。

紅咲:私の枠にはギフターさんがいないから、人数で戦うしかなかったんですけど、Twitterや連日の配信のおかげか、いつものリスナーさんたちだけじゃなくて、いろんな人が気にかけて遊びに来てくれて、最終的には人の数で勝てたっていうのが大きくて。そんな中で、懐かしいリスナーさんたちがみんな帰ってきてくれたことが印象に残りました。例えば昔応援してくれていた人とか、最近お仕事が忙しかった人とか。それで懐かしくて泣いちゃったんです。いつも応援してくれる人も、そういう懐かしい人たちが帰ってくると結構リスナーさん同士で盛り上がったりもして、ちょっとした同窓会みたいな雰囲気でした。そんなアットホームな時間があって、みなさんの温かい部分を感じられたイベントでもありましたね。

ーー2人が思う17LIVEの魅力は何でしょうか?

ちか:他のアプリで配信を観たこともあるんですけど、17LIVEはコメントを見やすかったり、毎回いろんなことが更新されたりするんです。エフェクトも凝ってるので楽しいんですよね。それとリスナーさんが優しいっていうのが一番の魅力です。他のアプリで配信することもたまにあるんですけど、ちょっと緊張するんです。でも17LIVEだと落ち着くし、安心できます。

紅咲:コメントの反映がめちゃくちゃ早いですよね。遅延も少なくて、そういう意味ではリスナーさんとの距離の近さを感じることができていいなと思います。配信しててすぐにレスポンスがあるので、話題が流れてしまうこともないですし。あとは、ちかさんもおっしゃってるように、ギフトのエフェクトが派手なので、ただのコメントの羅列にならなくて、ギフトで遊べたりもしますし、コメントだけの一辺倒にならないのがいいですよね。

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