GLAY、5年ぶり全国ツアーで再確認したバンドの一体感 今届けるべきレア曲に光を当てたハイコミツアーファイナル公演
「5年ぶりのツアーだったけど、みんな楽しく、騒ぎながら、変わらずにやってる姿を見て“本当にいいバンドだな”と思いました。このバンドを壊したくないし、みんなとの関係も壊したくない。これからも音楽と真摯に向き合うので、これからも一緒に夢を見ていきましょう」(TERU)という言葉から「BEAUTIFUL DREAMER」へ。TERUによる〈渇いたその心暖めて…/繋いだその指を離さないで…〉の独唱からはじまった「Satellite of love」で本編は終了した。
アンコールではまず、TERUが11月から行われる全国アリーナツアーの開催を告げ、会場が大きな歓声で包まれた。サポートを務めるTOSHI NAGAI(Dr)、村山☆潤(Key)のMCを経て、メンバー全員のMC。
「このツアーは、声出しができるかわからない時期にセットリストを組んだので、みんなと歌える曲をそんなに入れてなかったんですよね。アリーナツアーではもっとみんなの声を聞きたいと思っています」(JIRO)
「最後くらいマジメにMCを……しません! (ライブ中に)Netflixを観てました!」(HISASHI)
「今回は光が当たらない曲、影のような存在の曲に出てきていただいて。そしてこのツアーは1本1本が本当に充実していました。みんな、50過ぎてもバンドって上手くなるんだぞ。次のGLAYをつかめるような気がして、アリーナツアーをやることにしました。タイトルは“The Ghost Hunter”」(TAKURO)
「(ツアーを)32本やってみてバンドって楽しいなと改めて思いました。皆さんは家族のようなものなので、これからもお付き合いください!」(TERU)
アンコール1曲目は「Buddy」。そして「(コロナ禍でライブができなかった時期に)HISASHIに“声出しできるようになったらこの曲を一緒に歌おうよ”と言われて、明るい気持ちが見えた」(TERU)という「SOUL LOVE」では、ほぼ全編に渡って観客のシンガロングが響き渡った。
さらに1996年のアルバム『BEAT out!』から「原色の空(Cloudy Sky)」を挟み、ラストの「HIGHCOMMUNICATIONS」。ステージと客席の距離がさらに縮まり、ライブはエンディングを迎えた。
「本当に幸せだった。ここで終わりじゃなくて、スタート。いってきます!」(TERU)とう言葉を残したGLAY。レアな選曲によって多彩な音楽性を提示すると同時に、久々の全国ツアーを通してバンドとしての一体感、ダイナミズムをさらに強めた4人はここから、2024年の30周年に向かって進み始める。そう、このバンドのピークはまだまだ先にあるのだ。
■セットリスト
1.THE GHOST
2.THE FRUSTRATED
3.Lovers change fighters, cool
4.嫉妬
5.華よ嵐よ
6.FAME IS DEAD
7.恋
8.氷の翼
9.CHILDREN IN THE WAR
10.I will~
11.pure soul
12.限界突破
13.JUSTICE [from] GUILTY
14.黒く塗れ!
15.DOPE
16.BEAUTIFUL DREAMER
17.Satellite of love
En1.Buddy
En2.SOUL LOVE
En3.原色の空(Cloudy Sky)
En4.HIGHCOMMUNICATIONS
■ツアー情報
『GLAY HIGHCOMMUNICATIONS TOUR 2023 -The Ghost Hunter-』
11月2日(木)宮城・ゼビオアリーナ仙台
11月3日(金・祝)宮城・ゼビオアリーナ仙台
11月11日(土)北海道・函館アリーナ
11月12日(日)北海道・函館アリーナ
11月18日(土)さいたまスーパーアリーナ
11月19日(日)さいたまスーパーアリーナ
11月30日(木)東京・日本武道館
12月2日(土)東京・日本武道館
12月3日(日)東京・日本武道館
12月13日(水)大阪城ホール
12月14日(木)大阪城ホール
12月23日(土)愛知・ポートメッセなごや 新第1展示館
12月24日(日)愛知・ポートメッセなごや 新第1展示館
特設サイト:https://www.glay.co.jp/feature/HC2023
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