THE RAMPAGE、ツアーのキックオフソングがバイラル首位に 車をモチーフにした16人のパフォーマンスが光る1曲
Spotifyの「Daily Viral Songs(Japan)」は、最もストリーミング再生された曲をランク付けした「Spotify Top Songs」とは異なり、純粋にファンが聴いて共感共有した音楽のデータを示す指標を元に作られたランキング。同チャートの5月3日付のTOP10は以下の通り(※1)。
1位:THE RAMPAGE「16BOOSTERZ」
2位:妖艶金魚「BLACK」
3位:FANTASTICS「PANORAMA JET」
4位:Aiobahn feat. KOTOKO「INTERNET YAMERO」
5位:スピッツ「美しい鰭」
6位:FIFTY FIFTY「Cupid -Twin Ver. -Sped Up Version」
7位:Lucky Kilimanjaro「Burning Friday Night」
8位:millennium parade × 椎名林檎「W●RK」
9位:MAN WITH A MISSION × milet「絆ノ奇跡」
10位:ralph「Get Back (feat. JUMADIBA & Watson)」
5月初週のSpotifyバイラルチャートは、先週のトップ10のうち過半数の6曲が入れ替わる結果に。先週から引き続き、ゲーム『NEEDY GIRL OVERDOSE』から関連楽曲のAiobahn feat. KOTOKO「INTERNET YAMERO」や、「世界中の毎日をおどらせる」をコンセプトに掲げる6人組のバンド Lucky Kilimanjaroによる「Burning Friday Night」のような常連楽曲が今週もトップ10にランクインしている。なかでもロングヒットを記録している韓国の女性4人組グループ FIFTY FIFTYの「Cupid」は、これまでに韓国語のオリジナルバージョンだけでなく、全編英詞の「Twin ver.」も同時にトップ10にランクインする異例のチャート動向を見せていた楽曲だが、今週になって新たに「Sped Up Version」が6位にランクインしている。「Sped Up Version」は、その名のとおり楽曲をスピードアップしハイピッチにリミックスしたバーションだ。公式リリース音源ではないものの、TikTokにおける楽曲早回しリミックスの流行を背景にSpotifyにも登場したのがこの早回しバージョン。アメリカのシンガーソングライター スティーヴ・レイシーは、自身の楽曲「Bad Habit」のハイスピードバージョンがTikTok上でバズったことを受け、公式で「Sped Up Version」をリリースするなど、アーティストの意図しない形で楽曲が消費されることへの賛否はあるものの、アーティスト自身を動かすほど重要なヒットの法則になりつつあるのが、楽曲の早回しバージョンである。
そして、劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』主題歌のスピッツ「美しい鰭」や、テレビアニメ『「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』オープニング主題歌のMAN WITH A MISSION × milet「絆ノ奇跡」といった大人気アニメの関連楽曲が初登場を果たすなか、見事首位を獲得したのは、THE RAMPAGE「16BOOSTERZ」。先週の首位楽曲FANTASTICS「PANORAMA JET」に引き続きEXILE TRIBEからの首位獲得である。
THE RAMPAGEは、EXILE TRIBEの新メンバーを決定するオーディション『EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION』、『VOCAL BATTLE AUDITION 4』に加えて、世界で活躍するアーティストを養成するためのオーディション『GLOBAL JAPAN CHALLENGE』を通して選ばれた16人組ダンス&ボーカルグループ。19枚目のシングル曲となる「16BOOSTERZ」は、静岡 エコパアリーナを皮切りに5都市13公演を予定している『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2023 "16"』のキックオフソングとして制作された楽曲で、ライブツアーへの期待感が高まるエネルギッシュなダンスチューンだ。ドライブ感のあるビートに乗せて、カラフルに展開するトラックとボーカルパート、ラップパートのコントラストが映える楽曲に仕上がっている。「暴れ回る」という意味を持つグループ名「RAMPAGE」のとおり、ダイナミックなパフォーマンスを想像させるライブ映え間違いなしの楽曲だ。