timelesz 菊池風磨は誰よりもまっすぐな存在だ 31歳の誕生日を機に振り返る、自分を信じ続ける姿勢

 3月7日、timeleszの菊池風磨が31歳の誕生日を迎えた。今年2月7日には自身初のソロ写真集『Latido』(集英社)を発売。最新「オリコン週間BOOKランキング」2026年02月16日付(※1/オリコン調べ)で1位を獲得するなど、これからの30代がさらに楽しみになるスタートダッシュを切った印象だ。

菊池風磨、ラジオで語った「自分を信じる」ということ

[001]【解禁】timelesz project -AUDITION- 本格始動【選考の様子を一部公開】

 近年、彼の評価を決定づけたのは、やはり事務所初の試みとなったオーディション『timelesz project』ではないだろうか。Netflixでのドキュメンタリー配信、そして事務所の先輩たちを巻き込んでの前例のない挑戦には多くの声が飛び交った。賛否両論の意見が届くなかで、ジュニア経験のないメンバーを選抜した決断。そして、新体制となったグループを牽引してきた事実は大きい。あの“タイプロ”から早くも1年。2月5日には31万人を動員するドームツアーを完走したばかりだ。

 3月1日、菊池がパーソナリティを務めるレギュラーラジオ『菊池風磨 hoursz』(TOKYO FM)で、「自信を持てる/持てないじゃなくて、自信を持つんですよ」という印象的な言葉を残している。

 「自信がなくて会議で自分の意見を発言できない」と悩むリスナーに対し、「意見をしないことが必ずしも悪ではない。考えることが大事」と助言。意見を述べる人もいれば、同調し沈黙する人もいる。それもまた意思であり、組織には多様な立場が必要だと説いた。

 さらに菊池は、「まずは自分が自分を信じてあげることが重要だ」と力を込める。誰も信じていないものを、他人が信じることはない。しかし、自分が自分の意見を信じていれば、少なくともその意見を信じている人が一人はいる。「だから自分を信じると書いて“自信”と読むわけですけれども」と、少し照れながら語った。

 おそらく彼自身、そうやって自分を鼓舞してきたのだろう。変革期の渦中に立ち、批判や不安の声を真正面から受け止めるのは容易ではない。それでも「自分が自分を信じる」という軸を手放さなかった。もし十分な自信が持てないのなら、「この不安をみなさんで解決できませんか?」と逆に問題提起してみる。そう提案できる柔軟さもまた、彼らしい強さだ。

 途中、「なんか言葉数が多くなりました」と笑う姿には、真面目に語りすぎた照れがにじんでいた。「もっと尖っていたい」「やんちゃでいたい」という本音もどこかにはきっとあるのだろう。だが、キャリアを重ねるほど背負うものは増える。几帳面さや責任感が前に出てくるのは、年齢に応じた成長の証でもある。

菊池風磨はただ反省しただけで終わらない

#505【グァム!!】卍がやっちゃった日

 一方で、そんな菊池のジレンマを軽やかに発散している場が、YouTubeチャンネル『よにのちゃんねる』だ。先輩にあたる嵐の二宮和也やHey! Say! JUMPの山田涼介らと肩を並べる空間では、timeleszの“兄貴分”とは違う、末っ子の顔が覗く。2月25日公開の「#505【グァム!!】卍がやっちゃった日」は、その象徴的な1本だ。

 朝8時集合に対し、菊池が目覚めたのは8時11分。ジュニア時代以来、約14年ぶりの遅刻という大失態に、菊池は土下座で謝罪する。グアムの夜が楽しすぎてマネージャーと飲みすぎたと正直に明かす姿に、山田が「よくないな。海外で緩んじゃう気持ちもわかるが。俺は百歩譲っていいけど、ニノさんを待たせるのは違うよな」ときちんとお説教。その緊張感を踏まえ、二宮が「ガブガブしちゃうよ!」と場を和ませる。緩急の効いた先輩/後輩の関係は視聴者にとって心地よいだけでなく、菊池にとっても大きな支えになっているはずだ。

 そして、ただ反省して終わらないのが菊池のエンターテイナーとしての真骨頂。両手いっぱいの朝食ビュッフェを運び込み、「遅刻したやつの量じゃない」と二宮にツッコまれながらも、「すみません」と言いつつアイスラテを注文。山田も思わず笑みをこぼし、「良いもの、撮れましたね」と現場は大団円の空気に包まれる。土下座姿がサムネイルとなった同動画は公開1週間で210万回視聴を突破(3月6日現在)。6本に及んだ“グァムシリーズ”の中でも最多再生を記録している。

 自らを信じて前へ進み、失敗から学び、さらけ出して笑いに昇華する。斜に構えているように見えて、実は誰よりもまっすぐだ。真面目で落ち着きのある大人の思考と、全力ではしゃぐ少年の心。その両方を携えた31歳の菊池風磨が、この先どんな景色を見せてくれるのか。30代の歩みは、始まったばかりだ。

※1:https://www.oricon.co.jp/rank/ob/w/2026-02-16/

初めて観たtimeleszの姿、8人が立ったドームの熱量 「このメンバーを選んで本当によかった」――佐藤勝利の言葉の真意に触れて

timeleszがドームツアー『We're timelesz LIVE TOUR 2025-2026 episode 1 FAM…

金井政人、“相手の期待に応える”作詞家としての姿勢 Sexy Zone、timelesz、JO1ら作詞提供をもとに語る

BIGMAMAのフロントマン、金井政人。バンドのメインソングライターとして才能を発揮する一方、ここ数年は作詞家としても活躍の場を…

関連記事

リアルサウンド厳選記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる