BE:FIRST、初ツアー映像で振り返る出発点 完成度の高いパフォーマンスと垣間見える初々しさ
現在、WOWOWにて2カ月連続でBE:FIRST特集が組まれている。その第1弾として、『BE:FIRST 1st One Man Tour “BE:1” 2022-2023』の追加公演、国立代々木競技場 第一体育館での初のアリーナ公演2日目のライブ映像が放送された。デビューから約4年間で、多くのワンマンライブやフェス出演を通して経験を積んできたBE:FIRST。さらに昨年はワールドツアーを完走し、今年5月16日、17日には『BE:FIRST Stadium Live 2026 We are the "BE:ST"』で初のスタジアムライブも控えており、ライブを通じて着実に成長してきた。本稿では、その初ツアーを映像で振り返り、現在のライブパフォーマンスでの成長を確認してみたい。
公式YouTubeチャンネルにアップされている「Milli-Billi」の映像を観ると、初ツアーとは思えない堂々としたステージの佇まいが印象的だ。SHUNTOは自分のパートで世界観をしっかり作り上げて存在感を放ち、RYUHEIは踊りながらアイソレーションを取り入れ、緩急をつけた動きで余裕を感じさせる。当時からクオリティの高いダンスを展開するSOTAを中心に、ダンスを揃えながらも各メンバーの個性が光っており、玄人のような落ち着きさえ醸し出している。一方で、表情には初々しさも。気合いが滲み出る表情から1stワンマンツアーならではの緊張感が感じられるのも見どころだ。
また、「Message」も完成度が高い。JUNONは美しい歌声を響かせ、MANATOはファルセットと地声を巧みに操るダイナミクスで楽曲に厚みを与えている。さらに、大きく踊らなくとも、歌いながらの所作やちょっとした動きが楽曲と自然にフィットしているのも印象的。全員が安定した生歌を披露している。煽りも的確で、LEOは「皆さんも心の中で歌ってください」と温かく呼びかけて観客との一体感を演出している。しかし、登場シーンではどことなく緊張感が伝わってきたり、表情にもあどけなさが垣間見えたり。初ツアーならではの魅力もしっかりと表れていた。
現在のBE:FIRSTはより余裕を感じさせ、「パフォーマンスを届けたい」という純粋な思いが強くなっているように感じる。かつ、個性を際立たせながらも全体としてまとまりのあるステージに進化しており、メンバーの成長の跡がしっかり確認できるはずだ。今回紹介した動画を観てから最新のBE:FIRSTのステージを目の当たりにすると、デビューから積み重ねてきた経験がいかにライブパフォーマンスの質を高めてきたのかを深く実感できるのではないだろうか。
ちなみに、WOWOWでの次回特集では『BE:FIRST ARENA TOUR 2023-2024 “Mainstream”』の宮城公演が取り上げられる予定だ。さらなる進化を遂げたメンバーたちのパフォーマンスを観ることができるだけでなく、初ツアーの映像と併せて観ることでBE:FIRSTの成長をより深く楽しむことができるはず。そして、どんな驚きや発見が見られるのか、楽しみだ。


























