ゴリエ、はんにゃ.金田哲から足太ぺんた、バケモノバケツ委員会まで 踊り手が一堂に会した『ODOROYO Vol.2』徹底レポート
4月9日、ソニー・ミュージックエンタテインメント主催のダンスイベント『ODOROYO Vol.2』が、東京・恵比寿ガーデンホールで開催された。TikTokやYouTubeなどの動画配信サイト、SNSの流行であらためて注目度が上がっている“踊ってみた”動画。音楽とダンスを掛け合わせたコンテンツがより身近になった今、足太ぺんた、バケモノバケツ委員会(仮面ライアー217、いりぽん)、bake、まなこ、チェゴ、たまひよ。、りりり、アナタシアに加え、ゴリエ、はんにゃ.金田哲と人気の踊り手が一堂に会する機会とあって、多くのファンが会場に足を運んだ。
出演メンバーの紹介を含むオープニング映像でイベントの幕が開くと、最初に登場したのは、たまひよ。&仮面ライアー217。「顔面国宝!それなー」(末吉9太郎)をテンション高めに魅せる。学生服姿で登場した2人は、コミカルな動きを織り交ぜながら、ステージを大きく使い客席を煽っていく。
続いて、バケモノバケツ委員会が、“踊ってみた”ではおなじみの「アユミ☆マジカルショータイム」(キノシタ feat.音街ウナ)を見事なマイムとキレのある動きで表現。客席もペンライトでステージを盛り上げた。
ライダースジャケットに身を包んだアナタシアは、「デビルじゃないもん」(DECO*27 & ピノキオピー)を披露。人数を活かしたフォーメーションダンスやブレイクダンスは圧巻。技術とチームワークによって可愛らしさとクールな面を融合させた。
りりりとチェゴによる「ヒビカセ」(れをる)は、クールでセクシーなダンスが印象的だ。ダイナミックな身体表現とステージを楽しんでいるのが垣間見える笑顔で、会場を魅了した。
「ゾンビ」(DECO*27)をキュートかつ妖しげに踊ったのは、まなこ。この日初めてのソロステージだったが、ひとりで曲とまなこの世界観に客席を引き込む表現力は見事だ。
次にソロで登場したのはbake。ジャジーな「ヴィラン」(てにをは)を軽やかなステップで踊りこなし、自身のキャラクターにもぴったりなステージングで魅せていく。
足太ぺんたと仮面ライアー217による「セイデンキニンゲン」(かいりきベア)は、ハイスピードなテンポに合わせた細かな振り付けと、苦しさや切なさを伴う激しい表情が印象的だ。
MCでは、二回目の開催となった『ODOROYO』が、踊り手同士の新たな交流の場となっていることが語られる。また声出しOKのイベントということもあり、コール&レスポンスで観客はボルテージを上げていく。さらに、次のブロックは写真・動画撮影OKというサプライズが発表されると、客席からは喜びの歓声が上がった。
まりん、カナタ、りおん、いりぽん、bake、たまひよ。の6名による「スキスキ星人」(すとぷり)では、色違いのカラーパーカーを身に纏い登場。キュートな振り付けを全力で踊りこなしていく。
「ユニコーンガール」(Kai)は、りりりと足太ぺんたがモノトーンのパーカー衣装を身につけ、息のあったデュオのようなパフォーマンスを見せる。
クールなパフォーマンスを見せたチェゴの「MERA MERA」(Mori Calliope)では、これまでと空気が一変。かっこよさを前面に押し出したハードでセクシーなダンスは、高い技術だけでなく熱いパッションを感じさせた。
白衣とメガネを身につけ再度登場した、バケモノバケツ委員会。「ビビっとラブ」(CHiCO with HoneyWorks meets まふまふ)は男女コンビであることを活かしキュートでポップなデュエット曲のストーリーをステージ上に再現した。
ここでスペシャルゲスト・はんにゃ.金田哲が、『ピラメキーノ』から大流行した“さとプー”に扮して登場。たまひよ。、まなこ、足太ぺんた、りりりをバックに従え「Onaraはずかしくないよ」(オンナラブリー)をパフォーマンスすると、会場は大盛り上がり。客席も一緒に振り付けをする様子が見られ、熱量は上がるばかりだ。MCでも、客席にいる“当時の子どもたち”に再び出会えたことや、踊り手たちと一緒にコラボレーションしたことの喜びが語られ、この日だけのスペシャルなステージに一際大きな拍手と歓声があがった。