back number「アイラブユー」と朝ドラ『舞いあがれ!』の深い繋がり 人生やものづくりの根底にある普遍的な愛

back number「アイラブユー」レビュー

 それはもちろん、『舞いあがれ!』の物語とも重なっている。1990年代から現代までを舞台にした本作は、ものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島でさまざまな人と出会いながら、“空を飛ぶ”という夢に向かうヒロイン・舞(福原遥)の挫折と成長を描いたドラマ。人と人との関係のなかで人生を形成してく姿、“ものづくり”に情熱を注ぐ人々の様子を丁寧に綴ったストーリーは、“すべてのモノには人の思いが宿っている”というメッセージを含んだ「アイラブユー」と深いところでつながっているのだ。

 10月3日の初回放送のオープニングで初めて公開された直後から、SNSでも話題となり「アイラブユー」という曲名がTwitterトレンド上位にランクイン。back numberと小林武史のタッグによる楽曲は、「ヒロイン」(2015年/「JR SKISKI」CMソング)、「手紙」(2015年/NTTドコモTVCMソング)、「クリスマスソング」(2015年/フジテレビ系月9ドラマ『5→9~私に恋したお坊さん~』主題歌)「ハッピーエンド」(2016年/映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』主題歌)、「瞬き」(2017年/映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』主題歌)など、クオリティと話題性を兼ね備えた作品がずらり。当然「アイラブユー」も(彼らが朝ドラの主題歌を担当することがアナウンスされた瞬間から)凄まじい期待が広がったわけだが、リスナー、ドラマのファンからの思いを受け止めながら、まさに舞い上がらんばかりの名曲へと結実させている。

 さらに10月18日に「アイラブユー」がラジオ(FM802「ROCK KIDS 802 -OCHIKEN Goes ON!!」)でフル尺が初オンエアされると、SNSには「ヒロインを応援したくなるラブレターみたい」「日常を切り取り私の為だけに作られた様な錯覚にさせてくれる」「『あぁ君に会いたくなる』がやっぱりいいなぁ」「優しくてあったかくて泣く...たしかに受け取りました」といったリスナーからのコメントが数多く寄せられた。『舞いあがれ!』の展開とともに、この楽曲への注目度もさらに高まるはず。「アイラブユー」はまちがいなく、back numberの新たな代表曲として浸透することになるだろう。

■リリース情報
back number new digital single『アイラブユー』
※NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』主題歌
https://www.nhk.or.jp/maiagare/

2022年10月24日(月)各音楽サイト配信スタート
https://backnumber.lnk.to/iloveyou

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