AAA、誰も超えられない男女混成グループとしての功績 20周年で打ち立てた偉業と傑出した才能
2025年9月14日にデビュー20周年を迎えたAAAが、宇野実彩子・與真司郎・末吉秀太の3人によるイベント『AAA 20th Anniversary - Always, All Around -』を開催。名古屋、神戸に続き、3月8日の東京・LINE CUBE SHIBUYAでファイナルを迎える。2010年から7年連続で『NHK紅白歌合戦』への出場経験も持ち、NissyやSKY-HIなど音楽シーンを牽引するトップランナーを生んだAAAとは。過去の功績や個々の現在の活動などをおさらいする。
男女混成グループとして打ち立てた功績
2005年にシングル「BLOOD on FIRE」でデビューしたAAA。高揚感あふれるユーロビートのサウンドに乗せて繰り広げられる、アクロバティックなダンス、熱いボーカル、激しいラップ、その中で輝く女性ボーカルの歌声。男女混成(当時は男5人+女3人の8人組)という唯一無二の形態だからこその、多彩なピースが絶妙に嚙み合ったパフォーマンスが音楽シーンに大きな衝撃を与え、『第47回 日本レコード大賞』最優秀新人賞をはじめ『第38回日本有線大賞』有線音楽賞など多数の音楽賞を受賞。デビューからめざましい活躍で、その存在を一気に知らしめた。
タオル曲としてライブで人気の「ハリケーン・リリ、ボストン・マリ」はザ・クロマニヨンズの真島昌利が提供したことでも知られ、初のオリコン1位に輝いたシングル曲「MIRAGE」など、アッパーのライブチューンが中心のデビュー当時。キャリアを重ねるごとに音楽性の幅を広げ、2010年代はバラード/ミディアムチューンで聴かせる“歌心”でファンを惹きつけた。
切ない恋心を和テイストのメロディラインに乗せた「恋音と雨空」は、『NHK紅白歌合戦』で2回(2013年と2015年)披露された名曲で、YouTubeではMV再生回数が1.2億回を突破している。また「さよならの前に」は別れの気持ちを歌ったナンバーで、これもMVの再生回数が1億回を超える。男女それぞれの視点から気持ちを表現できる、男女混合という特色を最大のメリットとして活かしたラブソングは、AAAのもう一つの柱となって中後期を支えた。
バラードやミディアムナンバーでより光る、西島隆弘のボーカル。日高光啓と末吉秀太によるラップ、與真司郎のダンス。宇野実彩子の切なさをまとったハイトーンなど。1つの楽曲のなかで多彩な表情を映し出し、ライブでは各メンバーにスポットを当てながら一つのグループとしてストーリーを醸し出す。ソロ活動では異なる個性を発揮する彼らが、全員揃ったときの魅力は、単なる足し算ではなくかけ算されて何十倍にも膨れ上がる。2016年からは毎年ドーム公演を行い、2018年からは3年連続で4大ドームツアーを開催した。また、コロナの影響により翌2021年に延期されたラストツアー『AAA DOME TOUR 15th ANNIVERSARY -thanx AAA lot-』では、男女グループ初の6大ドームツアーとして成功させている。
ソロとしてそれぞれの道を歩むメンバー
現在は唯一の女性メンバーとして活動する宇野実彩子は、タレント・モデルなどマルチに活躍し、歌の表現力によって裏付けられた演技力で女優としても活動。ハリウッド映画『呪怨 パンデミック』やNHK連続テレビ小説『瞳』『梅ちゃん先生』などに女優として出演しているほか舞台でも活躍した。しかし、やはり彼女にとってのメインストリームは歌である。2007年に「End of This Way」でソロデビュー。2017年に公開された西島隆弘&宇野実彩子による「Beauty and the Beast」のカバー動画は、英語力の高さと圧倒的な歌唱力が話題になった。ビートの効いたEDMやディズニープリンセスをほうふつとさせるロマンチックなトラックに乗せた、キュートさとクールさ、セクシーさを兼ね備えた透明感あふれる声質で人気を得ている。2024年にはファンへの愛や感謝の気持ち、世の中の女性へのエールを込めたミニアルバム『I Wish』をリリース。昨年第一子の出産を公表。母親・シンガーとしての今後の楽曲に期待が寄せられている。
最年少メンバーである與真司郎は、幼い頃から培われたダンスに定評。ブランドプロデュースや留学経験をもとにした語学力でマルチに活躍した。甘いマスクが人気で、デビュー当時からドラマや映画で主演を務めたほか、『I AM WHAT I AM』や『446 - DOUBLE FOUR SIX -』といった自身がプロデュースを手がけるブランドを立ち上げ、アパレルや日用雑貨などを手がけた。2016年からはソロアーティストとしても活動し、これまでに『THIS IS WHERE WE PROMISE』など2枚のアルバムをリリースし2021年にアーティスト活動を休止。また2023年にはアーティスト活動の再開を発表するとともに、自身のセクシャリティについてカミングアウトして社会に衝撃を与え、現在は情報番組のコメンテイターとしても活躍している。4月22日には自ら全曲プロデュース、作詞・作曲に参加したアルバム『THIS IS HOW I AM』をリリース。全国各地のZeppをまわるツアーを開催。そこで何を語るのかにも注目が集まる。
末吉秀太は、自身のライブではエンターテイナーとして、華やかなカリスマ性を発揮している。2017年から「Shuta Sueyoshi」としてソロアーティストとして本格的に活動を開始するや、楽曲「Switch」が日本、香港、台湾のiTunes Storeのデイリーランキングで1位を獲得。DA PUMPのISSAと共に『仮面ライダージオウ』の主題歌「Over “Quartzer”」を担当し、音楽ファンのみならず特撮/アニメの層にもアプローチ。そして2020年には「HACK」が5月度のTikTok月間総再生数1億回を突破するなど、ネット/SNSを中心に活躍の場を一気に広げた。Dream5の楽曲で振り付けを担当した経験も持つなどパフォーマーとしても高く評価されている。中性的なルックスで、ファッションやアートの世界にも造詣が深いShuta Sueyoshiは、独自の感性を自身の音楽やライブにも活かしたかたちで活動。ときにはネットの世界、ときにはファンタジーの世界と、まったく異なる次元を自由に行き来するようなライブ演出でも人気だ。
























