SEVENTEEN「アイドルって本当にいい職業」 2年ぶりソウル公演でファンへの愛を伝えた4時間
ファンたちの「サプライズ」に感動「アイドルって本当にいい職業」
ファンたちがさまざまな思いをスクリーンを通じて届ける中で、アンコールは「Darl+ing」で開始。トロッコに乗ってメンバーたちが登場し、広い会場を隅々まで回りながら、ファンへ手を振ったり、指ハートを作ったりして、コミュニケーションを繰り広げた。会場のファンを愛おしそうに見つめるSEVENTEENの姿が印象的だった。
アリーナ席後方でトロッコが止まると、「皆さんを近くで見られてよかった」とファンに向けてメッセージを送り、「天国の雲の上にいるみたい」というDINOのコメントから「Heaven's Cloud」へ。トロッコの上からファンに届くように歌を届けていった。
曲が一旦止み、ファンのボードを見ながら「どれだけ会いたかったか伝わってきますね」と伝えると、WOOZIが「この歌を歌いたかった」と「Heaven's Cloud」のサビを歌い始める。合唱を始めたCARATの声に感動するメンバー。「もう一度」とHOSHIが促し、再度CARATが合唱。演奏が再開し、「ここがまさに天国だね」と、メンバーたちのアカペラとCARATの合唱で曲を締め括った。
メインステージに戻ると、並べられた椅子に座って最後のMCに入る。「アイドルって本当にいい職業ですね」とS.COUPSが言うと、会場からは大きな賛同の声が溢れた。「最高の存在になります」と続け、さらに大きな拍手が起きた。THE 8は「CARATがいると全部乗り越えられる気がします」、JOSHUAは「2日間もこんなに美しい光景が見れて、本当に幸せでした」と、CARATに感謝の気持ちを伝えた。「君(CARAT)がいるからSEVENTEENがいるんだよ」と感極まって涙ながらに伝えるSEUNGKWAN。泣いているSEUNGKWANの元に集まり慰めるメンバーたちを見て、彼らの絆の深さを感じることができた。
その後もメンバーたちは、中国語や英語、日本語を交え、時にはCARATに歌を一緒に歌ってもらいながら、会場とオンラインへ集まってくれたCARATたちへ心からの感謝の言葉を伝えていった。そして、コンサートにかかわったスタッフたちやHYBEのパン・シヒョク氏にも感謝を述べた。
客席を背に写真撮影しようとすると「Together」が流れ始め、CARATたちが手に持ったスローガンと共に歌い出した。CARATからのサプライズだ。大合唱に喜ぶSEVENTEEN。素敵な光景を届けたCARATたちにお礼を述べると、改めて写真撮影をし、「Our dawn is hotter than day」でアンコールへ戻っていった。
メインステージに横1列に並び噛み締めるように歌った「Our dawn is hotter than day」では、終盤に近づくにつれてステージの前方へ。最後に中央に集まり「Snap Shoot」を披露した。
明るい雰囲気の中、花道へ駆け出すと歌いながら隅々に散らばり、ファンとのコミュニケーションを楽しむ。ステージを一緒に作り上げてくれたダンサーを紹介したり、寸劇やソロダンスを交え、楽しく曲は進んでいく。
WOOZIの「今の気分はどう?」という台詞から、最後は最高にキャッチーな「VERY NICE」だ。サビの「アジュナイス!(韓国語で「最高にナイス!」という意味)」を繰り返し、会場を飛び跳ねながら駆け巡る。終わりを惜しむように音楽をストップしてはまたスタートし、何度も繰り返される「アジュナイス!」に、この場を終わらせたくないという気持ちを感じた。
そして、メインステージに集まり挨拶すると、ステージ後ろのスクリーンが下がり、メンバーたちは消えていった。と、思ったのも束の間。「まだ終わっていない!」とメンバーはステージへ駆け戻ってきた。「VERY NICE」を繰り返し、「本当に終わり!」とコンサートが終わったのは、スタートしてから4時間以上が過ぎた22時すぎだった。
いよいよこの公演を皮切りに、ワールドツアーがスタートする。日本公演は11月19日と20日に大阪・京セラドーム大阪、26日と27日に東京・東京ドーム、12月3日と4日に愛知・バンテリンドーム ナゴヤで行われる。SEVENTEENにとっての念願のドーム公演が叶うのだ。5カ月後にはさらに大きな会場で日本に戻ってくるSEVENTEENのドーム公演に期待したい。