MAMAMOO ムンビョル、SEVENTEEN ウジ、BTS SUGA……作詞でも注目されるK-POPメンバー

 K-POPシーンでは、セルフプロデュースを持ち味とするグループも珍しくなくなってきた。サバイバルオーディション番組においても、練習生達に振付や作詞作曲をさせることが増え、クリエイター的な側面も求められてきている。その才能が開花すれば、プロデューサーとして活動するなど、活躍の幅が増えることもあるだろう。2022年もすでに、そんなセルフプロデュースアイドルの活躍が目立っている。今回はその中でも、特に作詞の面で注目されている3人のメンバーをピックアップした。

 実力派として知られるMAMAMOOのメインラッパーであるムンビョル(Moon Byul)は、クリエイターとしてかなり本格的に活動している。グループでは高い歌唱力を持つ3人のメンバーを支える、縁の下の力持ち的なポジションのムンビョル。しかしそれだけでなく、ムンビョルはこれまでにも1人のアーティストとして、知る人ぞ知る作詞スキルを発揮してきた。そもそも、MAMAMOOの楽曲におけるラップ部分の作詞には、そのほとんどにムンビョルが携わっている。それに加え、ソロアーティストとして2018年にデビューして以来、今月には3枚目となるミニアルバム『6equence』でカムバックするなど、精力的に活動してきた。その中から先行公開されているSeoriとの新曲「Shutdown」にも無論、ムンビョルが作詞に携わっており、心情や描写がかなりリアルに綴られたラブソングになっている。目を引く表現の多い同楽曲だけでなく、他の収録曲のメッセージ性にも大いに期待できる。彼女ならではのハスキーボイスも、ソロ活動における魅力の1つとなっており、業界で広く長く愛されるスターになる予感がしている。

[MV] MOONBYUL(문별) _ Shutdown(머리에서 발끝까지) (Feat.Seori)

 SEVENTEENのウジ(WOOZI)は、“自作ドル”という概念を広めた1人だろう。ウジは、これまでにリリースされたSEVENTEEN楽曲のほとんどの制作に参加し、“SEVENTEENらしさ”の確立に着実に貢献してきた。また、SEVENTEENだけでなく、I.O.I やfromis_9といった人気女性グループに楽曲提供をした過去もあり、名プロデューサーとしての呼び声も高い。ウジの作詞センスは、SEVENTEENがこれまでリリースした日本語曲で特に感じられる。2020年にリリースした「舞い落ちる花びら(Fallin’ Flower)」は、愛する人に会いたいという気持ちを、自らが花となって舞い落ちていくというように例えた詩的な内容だ。斬新でロマンティックに思えるテーマ選びは、その後の「24H」や「あいのちから」でも反映されているのがわかるだろう。そんなウジも新年早々、自身初のソロミックステープ『Ruby』をリリースした。ストリングスの壮大なイントロから始まる表題曲は、独特なリズムでロックテイストに仕上がっている一曲だ。同楽曲を通じて、アーティストとしての一面を大きく進化させたいといった意気込みも感じられるだろう。SEVENTEENが人気グループとなった今でも、彼がヒット曲を生み続けているストイックさの表れとも言えるかもしれない。

[MV]SEVENTEEN – 舞い落ちる花びら (Fallin’ Flower)



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